こんにちはー!!
13話まで読んでくれてありがとうございます!
嬉しいことにフォロワー11人と800越えいいね感謝でしかないです!!
ありがとうございます!ꯁꯧ
さてさて久しぶりに続き書いていきます!
今回も龍馬さん視点です!🤭
昼。
陸はいつも通り食器を洗い、
静かに片付けをしてる。
俺はソファーに腰を下ろし、タバコを咥えながらその背中をずっと見ていた。
ほんの少し前までは 拾ったガキとしか見てなかった。
それが今は目が離せない。
タバコの火が小さく揺れた。
【……なぁ、陸】
〖はい……?〗
陸が振り返る。
濡れた手をエプロンで拭いながら、少し首を傾げた。
その仕草が妙に可愛らしい。
【……いや、なんでもない。】
〖…?そうですか〗
(あかん、何言うつもりやったんや俺。)
心臓の音がうるさい。
こんな静かな部屋なのに、自分の鼓動だけが響いている気がした。
俺はタバコを灰皿に押し付けた。
(俺は女には飽きるほどモテてきた。
何回女を抱いても、何も感じんようになってた。けど──)
視線をあげる。
陸は少し眠たそうな目で、こちらを見ていた。
ほわっとした光の中で
その瞳だけが透き通っている。
(なんやこれ。
こんなもん、恋とかちゃうやろ…)
けれど、言葉にした瞬間
胸の奥で何かが”カチッ”と音を立てて噛み合った気がした。
──認めたら終わりや。
─でも、もう誤魔化せん。
俺は静かに立ち上がり、台所へ向かった。
水を1口飲んでも、喉の乾きは消えない。
背後から、小さな声が聞こえた。
〖龍馬さん、〗
振り向くと、陸がこちらを見ていた。
〖怒ってますか…?〗
【怒ってへん。】
〖そうですか……ごめんなさい。でも、なんか…遠い気がして…〗
目を伏せた。
(あぁ、やっぱり。こいつ には全部見透かされとる。)
【陸。】
〖はい…?〗
【俺、お前に──】
言葉が喉の奥で止まる。
その先を言えば、もう戻れない気がした。
【……いや、やっぱりええ。】
〖……?〗
小さく笑って、陸の頭をくしゃっと撫でた。
【変な顔すんな。お前、よう頑張っとる。 】
陸は少し戸惑いながらも、
嬉しそうに微笑んだ。
──その笑顔を見た瞬間、
俺の中で、全てがはっきりした。
(……俺、こいつのこと……)
(”好きになってもうたんや”)
タバコの匂いに混ざって、
胸が焼けるように熱かった。
14話終わりです!
ありがとうございました。
ついについに!!恋を自覚しました!!
続きも楽しみにしててくださいꯁꯧ
コメント
2件
800いいね&フォロワー10超えおめでとうございます!!✨ ついに恋を自覚してしまった…😳✨めっちゃすき😇😇