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呪術廻戦〜東京呪術師連続失踪事件〜
人外魔境新宿決戦から約1年、あの事件のこともあり、この1年は呪霊が多く発生した。その中には特級相当も何体か確認され、忙しかった。しかし、この恐怖と経験は後世に残さなくてはいけない。後に発見された収納した物を永久的に破壊、風化されない特級呪物「禍根の匣」に記録したノートと天元様を入れ、最も安全と思われる場所に収納した。そんな忙しい日々もだんだん勢いが弱まっていった。
2019年11月26日11:28
〜埼玉県加須市にて特級相当の呪霊を確認〜
即座に虎杖、伏黒、釘崎を派遣する。
同日13:39
「うらぁッ───」
虎杖の蹴りが特級の腹に当たり、怯む。
「玉犬 渾!」
渾の爪が特級の腕を宙へと舞わす。
「釘崎!」
虎杖が特級の腕を釘崎へと渡す。
そのまま藁人形を乗せ
「芻霊呪法 共鳴り!」
「うぁぁぁ…」
呪霊は叫ぶと共に逃げようとするが─
「させるかよ! 百斂 穿血!」
「うぉぉ… うぁぁああ!」
虎杖の放った穿血は呪霊を切り裂いたあと、暴れるように乱れ裂いた。
「痛ッ! …悪いとは思ってるよ。百斂の圧縮のコツがまだ使えにくいんだわ…」
「だとしても…あの場面で逃がせば大変なことになっていたんだ…しっかりしてくれ」
同刻19:14
楽巌寺が報告書をじっくりと読む
「特級相当を難なく撃破…個々の実力、精神ともに人外魔境新宿決戦時以上…。宿儺の器の危険ももう無い…か…」
報告書を提出、その発言を聞いた伊地知は
(3人とも実力が付いてきている…五条さんや七海さんの教えが絡んだからの成果だ…)
楽巌寺は話す
「この実力なら問題はないだろう…。冥冥達までも被害に遭い、少し心配だが…何より特級が2人消え、呪術師として死ぬ者、呪術師を辞める者が増加している…。何より先に解決したい…。」
少し黙り込み、伊地知に発言する
「少し大きめの任務を彼ら2年生に頼む。東京呪術師連続失踪事件への任務だ。」
「ッ!本当ですか!?まだ16.17歳ですよ 」
「伊地知…今の呪術会では人員不足がさらに増し、最早3級弱ですら派遣に時間がかかる。 失踪事件も早く解決しなくてはいけない…。あの事件は失踪事件だけで未だ死亡や戦闘の残穢は無い。何より、少しでも情報を得なくてはならないのだ…」
「…そんなこと五条さんが許しません!」
「…それは確かだ。ただ…責任は取る。私が決めたこと、彼らに任せろ。彼らは人外魔境新宿決戦の活躍者だ…。伏黒はどうだか分からないが、彼らを子供扱いすることこそ呪術師としての名誉棄損だ…!」
(私はもう…間違えない…!)
「しかし── 」
「頼む…」
楽巌寺の短い人文で彼の背中にある物を感じ取った。
「…わかりました。しかし、万が一何かが発生した場合即座に撤退させます。 」
「………わかった」
翌日10:20
伊地知「今回の任務は東京呪術師連続失踪事件の調査任務です。」
虎杖「なぁ、事件ってどういうんだ?」
釘崎「はぁ!?知らないの?…」
伏黒が呆れた声で言う。
伏黒「はぁ…。いいか、東京呪術師連続失踪事件は東京を中心とした周辺都市に派遣された呪術師が突然残穢が途切れ、帰ってこないことだ。過去に多くの呪術師が被害に遭い、先週は冥冥さんまで失踪した。」
虎杖「ええ!それってやべぇじゃん!」
伏黒「憂憂もいたはずなのに帰って来ないのはかなりまずい。それくらい現在では大きな事件だ」
伊地知「伏黒さんの言った通り、複雑化している事件です。皆さん、今回はあくまで調査任務です。危険を察知したら即座に逃げてください。今回は私も同行します。」
伊地知「着きました、ここです。事件が初めて起きた場所、各所の中でも被害の発生が多く、第一候補です」
目の前の廃校へと入る2年生と伊地知─
そこで待ち受けるのは─
報告14:26
残穢から見て 10:42
虎杖悠二、伏黒恵、釘崎野薔薇、伊地知潔高
失踪
10:32
虎杖「中は何も変わらない廃校か…」
伏黒「いいや、見ろ。残穢がある。恐らく失踪者のものだ。これを辿ることが調査だ。」
伊地知「そのとおりです。あくまでも調査、不可解な点と痕跡を一度みること、それが目的です。」
虎杖「ん?でも残穢って術式を利用したものか呪霊の跡でしょ?じゃあ何で残穢がこんなにあるの?」
伊地知「調査時にもし自分が失踪した場合の助けや解決の策になるように一定以上の呪力を出してもらっていました。」
虎杖「なるほど!」
伏黒「それより伊地知さん。補助監督の同行は危険や報告者の死などがあり、非常におすすめされない行為です。」
伊地知「知っています。しかし、今回は調査ですし、私達は五条さんや七海さんの意思を継ぐ必要があります。引き下がることはできません。」
伏黒「そうですか…」
虎杖「なんか伏黒冷たくない?」
釘崎「いつも真面目でしょ…」
虎杖「そうか?」
少し辿ってみると伏黒が立ち止まる
伏黒「…残穢が途切れた」
釘崎「…」
虎杖「え?どこどこ?」
虎杖たちは少しの間途切れた場所を探索した後、伏黒は言う
伏黒「これ以上探しても見つからなさそうだ。別の場所を…」
虎杖「なぁ伏黒。伊地知さんって…」
釘崎「はぁ!?いないの!?」
虎杖「そうみたい…」
釘崎「一体何が…」
*「うぇぁぁ」*呪霊が伊地知を持ち上げ去る姿を3人がとらえる。
伏黒「玉犬 渾」
虎杖「待て!」
虎杖「あいつどこいった!?」
釘崎「ん…?下だ!」
足音の鳴る方向へと釘を投げる
釘崎「芻霊呪法 簪」
釘崎の投げた釘を中心に床が崩れる。
呪霊と釘崎は目が合い、呪霊が逃げる。
釘崎「ちょ、待て」
虎杖「任せろ!解!」
呪霊の足元までたどり着いた斬撃は虎杖と呪霊の間のものを斬り刻み、呪霊の足を切断した。
虎杖「今だ!」
伏黒「玉犬で貫く!走れ!」
3人で走り、呪霊のトドメを刺しに行く
うぁぁぁぇあ
3人の床が消え、落ちていく。
虎杖「な…!」
伏黒「やられた…!」
釘崎「クソッ」
伏黒「これが狙いか…」
虎杖「みんな、悪い…(じいちゃん…もうすぐで会えそうだよ)」
伏黒「鵺!(出せないッ…!そうか…五条先生に…!)」
伏黒の鵺は両面宿儺の顎吐を五条悟に破壊されているため、出せない。
伏黒「諦めるしか…」
伏黒「…落ちる時間がやけに長いな。(果たして失踪者たちは死亡しているのか?もしかしたから…いや、ならあの呪霊の目的は何だ?)」
虎杖「地球ってこんなに深かったか?」
伏黒「明らかな領域だ、しかも術式の付与された。」
釘崎「暇、なんかない?」
伏黒「こんな状況で…(しかし、やはり殺意はないみたいだ…。何が目的何だ…?)」
落ちて行くなか、暗闇から出て、見えた先は…
伏黒「空!?」
虎杖「マジかよ、どーなってんの?」
空から落ちてきた虎杖たちは海へ着地する
虎杖「痛ててぇ」
??「おや?君たちも落ちてきたのかい?」
伏黒「冥冥さん!?」