テラーノベル
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…めっちゃ暇。
緊急事態とは思えない台詞を零して申し訳ないが、本っ当に暇なんだよ。
あの2人は焦るどころかゲームしてるし、見るからに他人への関心は皆無っぽいから「ご自由にお過ごしください」的な感じなんだろう。
「私もゲームするか」と2人と離れた席に座って1人黙々とゲームをしだす。
正直心細いって言えば心細いけど、2人に談笑を持ち出せるほど──は陽キャじゃない。
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カート「…あのさ」
GG(グッドゲーム)を決めた直後、急に上からカートの声がした。
ヒョイッと上を向き「どうかしましたか?」と笑顔で返す。
──と同じく顔の上半分だけ生身の人間で、下は全部サイボーグ化した体をしたカートだが、どうも──とは違う雰囲気だ。
すると空いてる隣の席に座って
カート「前、陸軍か何かに居た?」
…と聞いてきた。
少し驚いて──は「陸軍にいましたけど…」と返す。
「陸軍に所属してた頃にこんな人いったっけ?」と、過去の記憶を必死に洗い流すが見当たらない。
するとカートが「あー…やっぱり?見かけたことある気がするって思ってた」と言った。
『…え、じゃあカートさんも陸軍だったんですか』
カート「まぁ…うん」
急に歯切れを悪くして下を向いて答えたから、辞めたのには何か理由があったんだな、と察した。
そこにズカズカ訳を聞くほど下劣な性格じゃないから、そっとしておこうと心に誓う。
しかし元陸軍軍人なんて山ほど居るのによく気づいたものだ。
勘が働いたのかは知らないが。
『陸軍出身同士仲良し懇願ってことで』
カート「あぁ、うん」
『…じゃあ仲良くなった記念に列車の暴走?について教えてくれませんか』
カート「…え?」
『妙に落ち着いてるし、何か知ってるのかなって』
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