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これって続きないんですか?
2人に、僕の話をした。
親が大きい病院の偉い人のこと。
そのせいで、生活に不自由はなかったが独りだったこと。
親と喧嘩してしまったこと。
喧嘩した理由が、僕が自分勝手に怒鳴ってしまったからということ。
喧嘩した後家出をして、ここに来たこと。
嘘をつかず、隠さず、全部を話した。
2人とも、凄く驚いていた。
一通り話終わり、僕は一息つく。
少し疲れたな….。
ぼん「…..そっか。」
ぼん「話してくれて、ありがとね」
ぼんさんはそういい、僕の頭を撫でる
ドズル「ぇ…えっ……?」
まさか頭を撫でられるとは思わず、困惑する。
ぼんさんってこういうことしなさそうだなって思ってた…..
めん「俺らに寄り添ってくれてたのは、ドズルさん自身、辛い経験をしてきたからだったんすね。」
ドズル「え、いや….辛い、とかじゃ…..」
めんにさえ、意外なことを言われる。
なに、2人ともドッキリしてたりする…?
ぼん「自分ではそう思ってても、体はキツ
かったんだね」
ドズル「え、なん…そう思って…?」
めん「気づかないんすか?」
めん「ドズルさん、今泣いてるっすよ」
ドズル「…..え?」
自分の頬を触れてみる。
….濡れてる。
そういえば。
最後に泣いたのって、いつだっけ。
父と言い争った時でも、僕は確か泣かなかった気がする。
真っ暗な家で、たった独りでご飯を食べている時も。
家を出た時も。
涙なんて流さなかった。
どうして、今…..?
ぼん「それだけ、溜め込んでたんだね」
めん「もっと早く相談してくれれば、いつでも話聞いたんすよ?」
ドズル「…..っ!」
優しい…暖かい…….
こんなに心が暖かくなっていく感覚、味わったことない…..
今まで冷たかったところが、ジーンってなって….
上手く言葉にできない。
ドズル「ありっ…..ありが、とっ…..」
ぼん「やっぱり俺らは、ワケありだなw」
めん「ははっ、ですねw」
ドズル「あまりいいことじゃ、ないと思うけどね……w」
ぼん「でも、そのおかげで俺ら出会えたじゃん?」
ぼん「もちろん辛いし、今だって夢に出てくるし、怖かった。」
ぼん「けど、その分こうやって、大切なものを見つけ出せた。」
ぼん「俺は嬉しく思うよ?」
そう言って、ぼんさんは優しく笑う。
それに続けてめんも….
めん「確かに。」
めん「ぼんさんにしてはいいこといいますねw」
ぼん「なんだとー!」
そう言って、場を和ませてくれる。
ドズル「ははっ…..w」
楽しい….。
初めて、こんな楽しい気持ちになれた。
ぼんさんとめんと出会ってから、全部が初めてだった。
初めて友達ができて。
初めて人と笑い合って。
初めて人に自分の過去を話した。
友達って、自分が思ってる以上に楽しい存在なんだな…..
….いや。
友達が楽しい存在なんじゃなくて、こうやってお互いに暗い過去を抱えた人同士が、分かり合えて、支え合えて、笑い合えるんだろうな….。
確かに、悪いことだけじゃないかも….!w
ぼん「だから、3人で一緒に住もうって言ってきたのかw」
ドズル「うん、実はちょっと、寂しくて….w」
めん「俺自身は全然いいんすけど、親がな〜….」
めん「さすがにこの歳でシェアハウスはやっぱり…..」
やっぱそうだよな…..
めん「…てか、ぼんさん今どこに住んでるんですか?」
ぼん「んぇ?」
めん「さっき帰るとこないって…」
ぼん「あぁ〜…」
ぼんさんは少し言いずらそうに目を背ける。
そっか、詳しい事情を知ってるのは僕だけか。
めん「あ、言いたくないなら全然いいんですけど!」
めんが慌てて付け加える。
ぼん「いや、そんな言いにくい話じゃないからw」
めん「ならいいんすけど…. 」
ぼん「俺は今ね、お母さんの方の実家に預けられてるんだよね〜….けど」
ぼんさんの顔が少し暗くなる。
そう、ぼんさんが預けられている実家のおふたりが….
ぼん「どうやら俺の事が嫌い…というか、邪魔らしくね〜」
めん「えっ….」
めんはおそらく、全てを察したのだろう。
ぼん「ご飯作んのも、洗濯をして干すのも、お風呂掃除も、家事全て俺に投げやがってさぁ〜w」
ぼんさんはおどけて言う。
だが、それはほぼ虐待だ。
虐待から逃げたらまた虐待。
辛くないはずがない。
…..やっぱり僕の家来ない?
ぼん「けどまぁ、前と違って、今はもう独りじゃないからな!」
めん「……!」
ドズル「ぼんさん……!」
やっぱりぼんさんは気遣いができて優しい。
その場の空気をいち早く察知して、すぐ和ませたり、みんながして欲しいと思う行動をする。
….その力がついたのが虐待のおかげなのは許せないが。
めん「そういえば、2人はどこの高校に行くんすか?」
変なとこですが終わんます
最近ぜんっっぜん更新してなくてすんまそです….
自分なりにこれでも頑張ってるので、緩く長く応援してくれたら嬉しいです….