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数日が経った。私は何も無くぼーっとする日々だけを過ごしてる。 一生檻の中だろうか…ルールを破った者は私達が初めてだから出れるかすらも分からない。
夜、月の光が牢屋を照らした。
ガシャーン
「…え!?」
牢屋を壊して来たのは悪魔さんだった。
そして足音も聞こえる。何人かいる。
「早く行くぞ!!」
そう言って手を引っ張られ、彼が思うがままにあの場所へ連れていかれた。
でも数々の人達が追ってきている。捕まってしまうだろう。
「なぜ貴方が…」
「絶対迎えに行ってやるって言ったろ。忘れたのか」
本当にきてくれるとは思ってなかった。嬉しいはずだが、また私達は会えなくなる。きっと次は永遠と。
「…なぁ、お前がいいって言ってくれるといいんだが、 ここから一緒に飛び降りねーか」
「飛び降り、それって…」
天使と悪魔、飛び降りると人間界に行くことができる。だが、死ぬことになる。今まで飛び降りた人は光となって消えたらしい。
「悪魔さんと一緒なら、どこでも。」
そう言うと彼は私にキスをした。
“愛してる。これから先もずっと。”
「なにここ、井戸?」
「おい!あいつら飛び降りてるぞ!」
「紫の光…初めて見ました。綺麗…」
紫の光…精神的な絆や深い愛情を表します。
𝑒𝑛𝑑.