テラーノベル
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円堂先輩が何となく、元気がないように感じ、近くにいる豪炎寺先輩に声をかけた。
「お兄ちゃん」
「ん?どうした?」
私は豪炎寺先輩と見つめあってしまう。
今、私、なんて豪炎寺先輩を呼んだ?
「まなみ、今、豪炎寺をお兄ちゃんって言わなかったか?」
染岡先輩に言われ、私は顔が熱くなるのを感じ、顔を両手で覆った。
「すっごい思いっきりお兄ちゃんって呼んでたよな?」
半田先輩がトドメをさすがのように私に問いかける。やめてください!
「呼んでたでヤンス。」
「はっきりと呼んでたッスね。」
同学年はうんうんとすごく頷く。
「お兄ちゃん、か。」
豪炎寺先輩には昏睡状態の妹さんがいると聞いていたから、申し訳なさで謝った。
「すみません!!豪炎寺先輩!!!」
「いいんだ、気にするな、まなみ。」
そう言ってポンポンと頭を撫でてくれた。
ちょっとキュン、ってしたのは内緒にしておこう。
結局、円堂先輩のことを言えずに帝国との試合が始まった。
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