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それから時間はあっという間に過ぎていった。
長いような短いような高校生活も気付けばすぎていて、
今では大学生である。無事第一志望校に入学でき充実した毎日を送っていた。
家を出る時ふと耳に
【今日のラッキーな運勢の方は”双子座”です!】
僕か、良いことあるといいな。
少しだけ大学に行く足取りが軽くなった気がした。
授業中、僕のスマホからブーッと通知オンが響いた。
視線が痛かったがごめんなさいの意味でお辞儀をして通知をオフにした。なんだ、占いなんて当てにならないじゃないか。
終わったのでケータイを見てみると
【やほー!!久しぶり!覚えてる?三奈だよー!爆笑!あ、これ皆んなには内緒ね!】
やっぱり今日の僕はついてるかも。
急いで返信をした
【聞きたい事いっぱいあるけど、元気そうで良かった、とりあえず何処に居るの?君に会いたい】
今の思いを二文に簡潔にまとめられた僕偉過ぎて全世界が感動したよ。
これで返信を待つだけ。とりあえず安否確認は出来た。
【聞きたい?じゃぁ、ゲームをしよう!日本の何処に居るか君自身が私を探しに旅してよ!】
は、?
僕が君の事を探しに行く?
いやいやいや、待て待て待て、スケールバカでかいよな????
え、僕が間違えてる?日本の敷地面積僕だけが違うの???????
え????????
【無理だよ笑笑】
おい、既読つけろよ、クソが本気かよ
見つけてやるよ。君の事を僕が一番最初に。