TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

事実ばっかり…

事実ばっかり話していたら、

あまねに申し訳ない。


あまねはあたしの言うことを快く聞いてくれたし、従ってくれた。

彼女曰く、「慣れてるから」だとか。

もうずっと、前の話を思い出した。






そんなもんで、仲良くなっていった。

「そんなことでいいの?」ってよく言われた。

10月の帰り道に「分かり合いたい」と言われた。

背筋が凍るような感覚があたしを襲った。

あたしと分かり合うなんて無理だ、って言いたい。

でもあまねは強引な子だから。

じっと見つめて、おねだりしてきて。

罪悪感で押し潰されそうだった。

言って揶揄わないで欲しい。

ずっと沈黙が流れた。流し続けた。

「ごめんね。」あまねはそう言って、

自分の話を持ち出した。

聞いても揶揄うのはやめてね、って願欲付き。

あたしの応えを待たずに話始めた。

聞いてわかったこと、全部が痛かった。


お父さんもお母さんもいなくてね。

養子として出されたんだよ。


2.3歳くらいのことかな?

ある日突然、お母さん達は居なくなってて。

1日待ったんだけど来なくて。

お腹は空くし、頭は痛いしで。

家の外に出てみた。

そしたら迷っちゃって、橋の真ん中で保護された。

おっぱいの大きい女の人。多分ノーブラ。

で、施設に送られて、そこで育てられて。

10歳で養子縁組して、今ここにいる。


それだけ、?って聞いてみたんだ。

その女、赤原みたいだなって思いながら。

違う、まだあるんだ、って返ってきたね。

話が終わるまで聞かないあたしも赤原みたいだ。


養子縁組の親は父母の2人だった。

なんだか懐かしい家だった。

10歳には生理も来てたし、胸もあった。

母さん曰く、巨乳って。

母さんは私を迎えてすぐ、仕事に追われた。

3週間、家を空けてた時があって。

父さんは20時には帰ってきててくれた。

それでもやっぱり父さんも忙しい。

20時の日と23時以降の日が交互で。

で、12日が過ぎた頃、仕事が捗らなくて。

20時に宿題をしてた私を見て、父さんは突然触れてきた。

「ごめん、ごめん」って言ってきて。

私をリビングのカーペットに横たわらせて服を脱がしてきた。

何をするか、少しづつ分かって来た。

父さんの下は膨らんでいる。

おっぱいを揉んできた。乳首を舐められた。

下も弄ばれた。変な気分だった。

いよいよだった。

アレ、を私のナカに入れてきた。

「上下に動いて」って言われて。

その通りにした。

めちゃくちゃ気持ち良かった。

潮も吹いたし、ローターも入れられた。

ずっと、私はアンアン喘いでた。


その日から2日後、またシたくなって…


まだ話の続きはありそうだけど…聞いていられない。

父親に体を委ねたってこと?

セックスしたってこと?

クセになったってこと?

10歳の時に?


「あ、またね!」

「あ、うん…また。」

運良く、すぐに家だった。

今日もあまねは父親とヤるのかな…

助けてあげたいのに…

じゃあ、あのあまねの腕の切り傷はアムカ?

何が原因?



……なんて呑気に思ってたあたしが馬鹿みたいだ。

助けてあげたい、と言ったってさ、

あの時だってもう、4年以上前の話をしていた。

【オリジナル】 一方的なあんたの思想。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

27

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚