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事実ばっかり…
事実ばっかり話していたら、
あまねに申し訳ない。
あまねはあたしの言うことを快く聞いてくれたし、従ってくれた。
彼女曰く、「慣れてるから」だとか。
もうずっと、前の話を思い出した。
そんなもんで、仲良くなっていった。
「そんなことでいいの?」ってよく言われた。
10月の帰り道に「分かり合いたい」と言われた。
背筋が凍るような感覚があたしを襲った。
あたしと分かり合うなんて無理だ、って言いたい。
でもあまねは強引な子だから。
じっと見つめて、おねだりしてきて。
罪悪感で押し潰されそうだった。
言って揶揄わないで欲しい。
ずっと沈黙が流れた。流し続けた。
「ごめんね。」あまねはそう言って、
自分の話を持ち出した。
聞いても揶揄うのはやめてね、って願欲付き。
あたしの応えを待たずに話始めた。
聞いてわかったこと、全部が痛かった。
お父さんもお母さんもいなくてね。
養子として出されたんだよ。
2.3歳くらいのことかな?
ある日突然、お母さん達は居なくなってて。
1日待ったんだけど来なくて。
お腹は空くし、頭は痛いしで。
家の外に出てみた。
そしたら迷っちゃって、橋の真ん中で保護された。
おっぱいの大きい女の人。多分ノーブラ。
で、施設に送られて、そこで育てられて。
10歳で養子縁組して、今ここにいる。
それだけ、?って聞いてみたんだ。
その女、赤原みたいだなって思いながら。
違う、まだあるんだ、って返ってきたね。
話が終わるまで聞かないあたしも赤原みたいだ。
養子縁組の親は父母の2人だった。
なんだか懐かしい家だった。
10歳には生理も来てたし、胸もあった。
母さん曰く、巨乳って。
母さんは私を迎えてすぐ、仕事に追われた。
3週間、家を空けてた時があって。
父さんは20時には帰ってきててくれた。
それでもやっぱり父さんも忙しい。
20時の日と23時以降の日が交互で。
で、12日が過ぎた頃、仕事が捗らなくて。
20時に宿題をしてた私を見て、父さんは突然触れてきた。
「ごめん、ごめん」って言ってきて。
私をリビングのカーペットに横たわらせて服を脱がしてきた。
何をするか、少しづつ分かって来た。
父さんの下は膨らんでいる。
おっぱいを揉んできた。乳首を舐められた。
下も弄ばれた。変な気分だった。
いよいよだった。
アレ、を私のナカに入れてきた。
「上下に動いて」って言われて。
その通りにした。
めちゃくちゃ気持ち良かった。
潮も吹いたし、ローターも入れられた。
ずっと、私はアンアン喘いでた。
その日から2日後、またシたくなって…
まだ話の続きはありそうだけど…聞いていられない。
父親に体を委ねたってこと?
セックスしたってこと?
クセになったってこと?
10歳の時に?
「あ、またね!」
「あ、うん…また。」
運良く、すぐに家だった。
今日もあまねは父親とヤるのかな…
助けてあげたいのに…
じゃあ、あのあまねの腕の切り傷はアムカ?
何が原因?
……なんて呑気に思ってたあたしが馬鹿みたいだ。
助けてあげたい、と言ったってさ、
あの時だってもう、4年以上前の話をしていた。