tn「機械……?」
なんでって言われてもなぁ……
俺が困ったような顔をしておると、ショッピくんは頭を下げた
syp「ごめんなさい。変なこと聞きました」
tn「いや、全然構わへんねんけどさ……
シャオロンもおんなじこと聞いてきてさ。なんもしてへんよな?」
syp「えぇ。それはもちろんなんですが」
tn「?」
syp「この城の構図、幹部のプロフィールなど気になるということは」
syp「戦争かなにかをしようとしている。そういうことになりませんか?」
tn「ッ……….」
syp「あくまでも俺の考えなんですけどね」
tn「いや…….」
やけに、その言葉が頭に残った
戦争をしようとしている
城の構図やプロフィールを知れば戦いを有利に運ぶことができる
そうしたら……きっと
俺たちは負ける
から?
でも誰からそんなことを?
自分の意志でやるなんて思えへんから
tn「俺のなかにいる奴が恐らく元凶だろうな
……俺の性格上、誰かに従っている以外考えられへん」
syp「そうっすか……すみません。変なこと聞いちゃって」
tn「いや、全然構わへんよ
……俺もなにがあったか知りたいしな」
syp「あの……….」
ショッピ君は、少し照れ臭そうに言う
syp「ごめんなさい」
そう言って、頭を下げる
まぁ、無理もないか
怖がらせてたのは俺やし
syp「怯えたりして…….全然、怖くないのに」
tn「いや、大丈夫やって……….」
syp「さっきも言ったんですけど、トントンさんの後ろに、何かがいるような気がして
何て言うんっすかね……トントンさんによくにた、全然違う人が」
tn「そっか……….」
syp「……じゃあ、俺はそろそろ部屋に戻りますね
引き続き、ロボロさんを頼んでくれとしんぺいさんからの伝言です」
tn「わかった。ありがとう」
医務室を出ていくショッピ君を見送って、俺はため息をつく
いろいろ、ありすぎて、自分も戸惑っている
冷静に、落ち着かないといけないのに
どこか…….不安に感じている自分がいる
tn「どないしたらエエんやろ………..」
ut「よッ!トントン」
tn「うわぁッ!?え……!?」
ut「思ったより驚くんやな!」
そう言って、ニカッと笑ったのは、大先生やった
ut「ロボロがどういう状況か見にきてん
………………まぁ、思ったよりも重症やったな」
大先生はそう言いながら、ベッドで眠るロボロに視線を送る
そして、そっと額に手を当てる
ut「誰に、やられたん……….?
お前は、誰かに突き飛ばされて死ぬようなやつちゃうやろ?」
tn「…………….」
大先生は、静かな声で言う
ut「起きてくれや」
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