attention!_____________________
この世の全てと無関係
実在するライバーさんのお名前を使わせていただいております
沢山の方の目にかかるような場所での晒し行為はお止めください
また、ご本人様の目にかかるような行為もご遠慮ください
配信全てを終えているわけではございません、解釈違いだと感じた場合はブラウザバックお願いします
作中はライバー様の名前は伏せずにお送りします♪
なお、一切の無断転載、および自作発言を禁止しております。
ngru
rbru
VTA表現あり
いろんな時空が混ざってます
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鳴らされたインターホンに首を傾げつつ、配達されるものがあったか記憶を辿る。がちゃりと重い音を立てて空いた扉に合わせるように、はい?と問いかける。
「……小柳?」
「ッ、ご、めん、、ッ凪さ、」
ひきつった声に眉を潜めた。
記憶喪失なんて夢だと思っていた。親しい下積み時代の後輩がその被害者だなんて信じられなかったし、或いはわかっていて何かの冗談ではないのかと思っていた。公式のホームページに書かれた文字はどれだけ更新しても変わらないし、それによって誰が傷つくかなんて目に見えた。
二人の恋は半熟のままで、完全に熟れることもなく、いつしかポトリとおとされ、種だけが回収された。
耳が痛い。
喉も痛い。
大事にしなければいけないのに、彼が、彼が、好きだと、綺麗だといってくれた、その事実だけが俺の心を蝕んでいく。
虚しいだけの恋心は俺の心を離れてくれなくて。
暗い、寒い、一人だけの空間に取り残されるような感覚が止まらなくて。無性に人の体温を求めた。
残酷な恋の結末、その一部始終の目視。
好きで好きで堪らないこの恋心を押さえて、おめでとうと送り出した先がこれか、と四季凪は一人落胆した。
信頼に足る、彼を任せられるとそう思いデビューを飾った。その裏でこんなにも心刷り切れる事が起きていたなんて知らなかった。
もうだれにも渡したくない。
私のところにいて、そうすれば傷つかなくて済む。
蓋をした独占欲が沸騰する。
「小柳、私の恋人になってください」
相変わらずひどいと思う、傷心な後輩のその優しい心に漬け込むなんて。でも、これしかない。彼も私も幸せでいるために。
頼むから、Yesと言ってくれ。
コメント
2件
流石に好きすぎます😱💞 物語の続きがほしくなりますね!!とっても面白いので何度も見返させていただきます🥱💓