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第15話「静かな殺気」
莉「……本日の巡回ルート、こちらでよろしいですね」
モブ「はい。最近、この周辺で不審な動きが多いとの報告がありまして」
莉「承知しました。警戒を強めてください」
夜の街を、数名の部下と共に歩く。
空気が、妙に張りつめている。
――嫌な予感。
直感が、微かに警鐘を鳴らした。
次の瞬間。
物陰から、複数の影が飛び出した。
「――梵天か!」
刃物のきらめき。
一斉に襲いかかってくる敵。
モブ「っ、伏せてください!」
莉「下がって」
短く告げ、一歩前に出る。
相手は十数人。
動きに無駄がない。明らかに、素人ではない。
――敵対組織。
ナイフを抜き、床を蹴る。
一瞬。
距離を詰め、相手の手首を打ち落とす。
金属音。
悲鳴。
次の標的へ。
呼吸を整える間もなく、連続して叩き伏せる。
莉「……遅い」
低く呟き、相手の懐へ踏み込む。
肘、蹴り、投げ。
一切の無駄を削ぎ落とした動き。
部下たちは、援護に入る暇もなく、ただその背中を見ていた。
数分後。
地面には、動けなくなった敵が転がっている。
静寂。
莉「……拘束してください。生きている者は、全員」
モブ「は、はい……!」
自分の手を見下ろす。
わずかに震えている。
――問題ない。
そう言い聞かせ、深く息を吐いた。
だが。
一瞬、視界が揺れた。
白い光。
消毒液の匂い。
莉「……っ」
頭を振り、意識を戻す。
モブ「佐藤さん、大丈夫ですか?」
莉「問題ありません。続行します」
平静を装い、歩き出す。
背中に、部下たちの驚愕と畏怖の視線を感じながら。
拠点へ戻ると、エントランスで見慣れた二人が待っていた。
蘭「おかえり♡」
竜「噂、もう来てる」
莉「……早いですね」
竜「港の一件、秒で広まるレベル」
蘭「十数人相手に無傷って、さすがすぎ♡」
莉「誇張です」
蘭「でもさ」
蘭は、じっとこちらを見つめる。
蘭「たまに、すっごく遠い目するよね♡」
莉「……そうでしょうか」
竜「してる」
莉「気のせいです」
即答すると、二人は顔を見合わせた。
蘭「ま、無理に聞かないけど♡」
竜「でも、限界来る前に言えよ」
莉「……ありがとうございます」
短く返すと、二人は満足そうに笑った。
自室に戻り、扉を閉める。
一人になった途端、力が抜けた。
ベッドに腰を下ろし、深く息を吐く。
莉「……」
手の震えは、もう止まっている。
だが、胸の奥に、妙な違和感が残る。
――最近、悪夢が増えた。
思い出す頻度も、確実に。
莉「……」
拳を握りしめる。
知られてはいけない。
過去も、弱さも。
それらは全て、
この世界では――“致命傷”になる。
莉「……私は、大丈夫です」
そう呟き、ゆっくりと立ち上がった。
見てくれてありがとう!
最近話を貯めてるんだよねでも
出したくなっちゃう!
さっきも出したのに、まぁいっか
こんな独り言喋ってても引かないでね?
キャラが変わっても引かないでね?
全部自分だから引かないでね?
あとこうして欲しいとかあったらじゃんじゃん
リクエストを!
最近何書けばいいのか、分からんので!