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消えた駿を探しに僕と美子また、やってきた。
夜の学校に。
「ひとまず…。赤い足跡を探そうか」
「うん。でも、私達も駿みたいに…」
「大丈夫。そうだ、手を繋ごう」
「え?あっ…そっちの方が安心よね」
少し歩いていると、赤い足跡を見つけた。
前は玄関の近くにあったが、今回は4階の廊下にあった。
足跡は図書室に続いているようだ。
「駿!!」
「美子!」
美子が僕の手を振り払って図書室に入っていく。
僕は恐ろしくてその場で待っていた。
だが、5分経っても戻ってこない。
足元を見ると赤い足跡は消えていた。