僕は孤独だ、
僕のことを同情してくる人もいるけれど、大体の人が僕から離れていく。
勿論、理解者は居ない。
何年も続いて、もうそんなことは日常茶飯事になってしまった。
まぁ…、
興味を持ってくれる人はいた
ただそれは、まだ僕の考える演出をやるには幼い子ばかりであった。
『 今日は、何しようかな、 』
自分の家か屋上でいつもそんなことばかり考えていた。
授業…?
サボっているよ
授業は演出を描くには少し外れたとこにいるし、あんなにゆっくりやるのだったら自分で学んだほうが早い。
『 ……、このまま3年間が過ぎていくのかな、 』
今は中2、来年は受験生だ、
興味はないから別に気にしていないけれど、流石に考えたほうがいいのかな…、
あ、そろそろ授業が終わる頃だな、
『 帰るか、 』
こんな感じで僕の1日は終わる。
ある日、屋上へ行くと先客がいた。
2年生では見たことないし、真新しい制服……、
あぁ…1年生かな……、それにあの人
噂されている人だ、
そんなこんなで新しい出会いがあった、
『 暁山瑞希くん 』
その日から、瑞希くんと屋上で過ごすことが多くなった。
最初は、お互いのことを知らなかったということもあり、距離が離れていたが、最近は
『 先輩ってさ____……、 』
なんて、話しかけてくれることも多くなった。
猫を手懐けられたみたいで嬉しい。
なんて言ったら変な顔されたけど…、
前よりは楽しい時間を過ごせていた。
瑞希くんは、僕とはちがうことで噂されていたけれど、
『 昔から、よく言われてるんだ、 』
と、だけ話して
何のことかは教えてくれなかった、
人それぞれ、違う悩みがあるから
僕は深く聞かないつもりだった、
けれど、
『 先輩は、何でボクが噂されているのか…気にならないの…? 』
ある日、唐突に聞かれた
コメント
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んんんっっっっっ続きが楽しみすぎて夜しか眠れん