ガタン_ゴトン__。
電車がゆれる。
窓から見える高い高い塔。
あれが観光名所、プリズムタワー
ミアレシティは少し前からポケモンとの共存を目標に開拓してきた。
ちょっと気になって、、、
旅行に来ちゃいました!!
『あの子たち置いてきたのはマズったかも』
昔、アローラ、ガラル、パルデア、、、色んな地方を旅して、その度に増えていった私の子達
先生に預かってもらってるけど、寂しがってるかも、、
『ロトムちゃん』
ロトッ!!と元気にいいながら、スマホに入ったロトムがスマホの電源を入れてくれた
動画配信サイトでミアレシティについて調べて到着までまつ
『へぇ、、ミアレのポケセン独立してないんだ』
まぁ、雨風凌げないパルデアよりはいいか
ナッペ山のジョーイさんとフレンドリーショップさん可哀想だったもん
そしてまたスクロール
ミアレ人気ゲーム配信者かぁ、、
ナンジャモさんやキバナさんみたいな感じかな?
マスクしてるのは偉__、
当列車はまもなくミアレ駅に到着します
お、もうすぐ着くな
プリズムタワーデッカ、、、
ミアレシティでかすぎでしょ、、、
列車のドアが開き、1歩前に出ればそこはもう違う景色
駅の壁は石畳、絵画も飾られている。
天井もカーブしていてとても高い
洋風な建築を眺めながら私は改札口を出た。
駅を出て、目の前にはポケセンとプリズムタワー、服屋さんに高いビル、、
大都会を肌で感じ、周囲を見渡す
ポケモンを連れ歩く人々がかなり多い
ってほぼみんな連れ歩いている
楽しすぎでしょ、、
まじでみんな連れてこれば良かった、、
なんて、考えていると
「そこの人!」
横でそう声をかけられ、びっくりして振り向いてしまった
振り向いた先には金髪に毛先がピンクかがった男性がいた。
チコリータ、ワニノコ、ポカブを連れている
歩き方可愛いかよ、、
「ミアレ駅に着いたばかりだろ?」
「しかもそのでっかい旅行カバン」
「ずばり観光客!」
自信満々に私の持ち物を解説し、観光客と言い放った。
いや、間違っちゃいねぇけどね。
モラルってもんがあるでもモラルが
『まぁ、そんなところですね、、』
「助かったぜ!」
そう謎に感謝されるとグッと男性が近ずいて来て
「ん〜、身長はオレと同じくらいか」
「この方が並んだときのバランスもいいな」
、、、この人も配信者?
ってかいい匂いするね、イケメンオーラ出てるよ抑えようね。
「ちょっと協力してくれよ」
「本当にちょっとでいいから」
「オレのカメラに向かって 「ミアレに来たらホテルZ!」って」
詐欺臭い言い回しで謎の協力を頼まれる
面がいいから余計胡散臭い、、
「いってくれよ!できるよな」
威圧感もプラスして志願される、、
怖いこの子、、、バズの為になんでも使うタイプだ。
「大丈夫だって!宣伝してくれたらどこのホテルに泊まってもいいから」
タダホテル、、、って事!?
いや、これはホテルZに泊まらなくていいよってことか、、
難しね言葉って
『いいですけど、、』
そうすると男性はスマホロトムをだしカメラ機能を作動させた
「OKということで撮影するぜ!」
____🎶
すると、向かいにあった電光掲示板から爆音で音楽が流れた
なになに、クエーサー社、、?
「ってCMかよ!」
「音が入るから撮影出来ねぇな」
ポケットモンスターと共に暮らす街
ミアレシティにようこそ!
クエーサー社、社長のジェットです
ポケットモンスター!縮めてポケモンと呼ばれる不思議な生き物は
わたしたちの周りにもたくさん暮らしています
ただ、近ごろでは街中でも多く姿をみせるようになったため
ワイルドゾーンという区画を設けて共存しています
多種多様なポケモンたちはそれぞれすごい力をもっています
わたしたちはそんなポケモンたちと力をあわせ暮らしています
ポケモンと人のキズナをより深めるため
クエーサー社は都市開発計画を進めてまいります
クエーサー社が開発し街の各地に置かれた特別なホロによって
街に関するさまざまな情報を視覚的に得られるようになりました
そう、ミアレシティはさらに美しい街に変わっていくのです
皆様のご理解ご協力のほどよろしくお願いします
そう言ってクエーサー社のCMが終わった。
ローズ委員長みたいに悪役にならないことを願うしかない。
ムゲンダイナはしんどかったぞ、、
「撮影のジャマされたけど」
「あの社長いいこといってるよな」
いや、君が勝手に撮影始めただけだと、、
いいこと言ってるのはわかるけど
「ミアレに来たヤツはこの街とポケモンが好きになるぜ」
「というわけで、撮影を続けるぞ!」
そう言ってまた、スマホロトムを彼はだした
私もカバンを持とうと少ししゃがむ、、
が、カバンはどこにも見当たらない
あんなにでかくて重たいカバンだ、忘れてきたら直ぐに気が付くはずだ
「おい、旅行カバンは?」
「あれがないと観光客に見えねぇだろ」
そういうと彼も辺りを見渡す
そうすると私のカバンを持ったヤンチャムがニコニコしながらこちらを煽るようにこちらを向いていた
私たちと目が合うと次第に奥へ走っていってしまった
「あのポケモン……」
「旅行カバンを持ってるぜ」
「なるほど、ポケモンの運び屋を頼んでいたのか?」
『まさか!あんな重たいカバン、ポケモン達に頼まないですよ』
……
「もしかして……」
「カバンを取られたのか!?」
「オレが撮影を頼んだせいだな」
「悪い!謝るから一緒に追いかけるぞ!」
そういうとみんなでヤンチャムを追いかけるべく走っていった
彼が謝る要素なんてないのに一緒に追いかけてくれるとは思わなかった
イケメンで優男とかやべぇだろ、何人落としてきたんだコイツ。
チリちゃんにも負けぇよお前!!
「路地の方に行ったぞ!!」
慣れない土地でそこに住むポケモンと鬼ごっこ、、無理ゲー過ぎる
正直、彼のアドバイスはかなり助かる
ポケモン達も走り方に反して速いし。
ってか流石ヤンチャム、逃げ足速い、、
そしてヤンチャムを追いかけると、2人のトレーナーを見つけた
恐らくどちらかがヤンチャムのトレーナーだろう
「野生ポケモンのいたずらじゃなかったようだぜ」
「旅行カバンを持ち去ったヤンチャムはアイツらのポケモンだな」
「観光客さんオマエの名前は?」
私メリーさん。
じゃなくって
『ノゾミっていいます。』
「ノゾミね、オレはガイ」
「よろしくな!」
そう、ニコニコな笑顔で言い放った彼改めてガイ
くそっ、、笑顔が眩しい、、、
「ちょっとヤンチャム!」
「バッグパッカーのあたしでもそんなダサいカバンはいらないよ」
「ごみ拾いのつもりだろ、警察に届けて褒めてもらおうぜ」
遠回しに私のカバンごみ扱いされた、、
一応新品なのになぁ
「その必要はねぇ!それはコイツのカバンだからな」
「あんたはガイ!」
私のカバンをごみ扱いした人が目を丸くし驚く。
驚きと比例したように大きな声を出して
あれ、ガイって有名人なの?
敬語使った方が良かったのかこれ、、
「いや誰だが知らねえけど……」
「もしかしてオレの動画を見ているのか?」
ガイは天然さながら言い放った。
すると、自称バッグパッカーの女性が
「アンリだよ!ZAロワイヤルのこと忘れてる!?」
「オレはアンドレ!オレたち昨夜同じ場所にいたよ」
そう口にするごみ扱いしてきた奴。
これ、名乗った方がいいのかな?この街のルールなのかな?
なんて考えていると
「なんだ……昨日のトレーナーたちか」
「弱すぎて完全に忘れてた」
いや、これ名乗らんで良いやつだわ
ってか煽り性能高いっすねガイさん。
私のカバン、ごみらしいから捨てられるかもやめてくれ
「悔しい……負けたから言い返せない」
アンリさんが特徴的な太眉を下げながら弱々しく言った。
いや!素直か!!純粋だなこの人、、、
「わかった!カバンは返してやる代わりにここでポケモン勝負しろ 」
いやなんだよ、このごみ野郎馬鹿なの?脳筋なの?ネモじゃん
「どういう理屈だよ」
「再戦したいなら夜まで待てよな」
ガイが優しく反論する
いいぞ!もっといえ!!
なんて思ってるとごみ野郎は逆撫でされたからか
「うるせえ!負けたヤンチャムがリベンジしたがっているんだよ!」
「だからカバン持ってきたんだよ」
「たぶん」
と強く言い放った。
「そうか、それはいい話だな」
「でも2人がかりはずるいだろ!」
なんていいながらやれやれと言ったような表情を浮かべるガイ
いい話でもなんでもないだろ、、、
ミアレの人達はみんなネモみたいに戦闘狂なのか?
「オレは人助けが趣味だからオマエに道を示してやる!」
「あれはオマエのカバンだ」
「どうすればいいかわかるよな?」
なんて聞いてくるガイ
すみません。よく分かりません。
私の子達置いてきちゃったから戦えないし
しかも、アンリ達はガイに負けてリベンジしたいならガイが戦えばいいのでは?
私、カバン返してもらえるならなんでもいいのだけど
『頑張る?』
なんて自分ながら、なかなか幼稚な結論に至った
聞いてきたガイも少し呆れたような顔をした
「まぁ、そういうことだ!」
「そしてオマエのそばには3匹の頼れるポケモンがいるよな」
「なんでもいいからはやくして!夜になっちゃうよ!」
目の前で立ち話をしていたのでバトルする気満々なアンリ達はかなりキレながら言った。
「よし!相手もOKしたぞ」
「一緒に戦いたいポケモンを選べよ!」
なんてガッツポーズをしたガイ
あれは相手OK出したのか?
「まずはチコリータだな」
「はっぱポケモンのチコリータ!飛ばすはっぱの切れ味は最高だぜ!」
「次はワニノコ」
「おおあごポケモンのワニノコ!飛ばす水の勢いとかみつきが自慢だぞ!」
「最後はポカブだな」
「ひぶたポケモンのポカブ!鼻から吹きだす炎は極上だぜ!」
「どのポケモンと一緒に戦うんだ?」
「3匹全部ってのはNGだぜ」
正直、バトルする気もなければゲットする気も無かった。
ただの旅行で来たからすぐ帰るつもりだし、、
私といてこの子達は幸せになるのかな?
でも、アンリはもう堪忍袋がキレそうな程興奮状態。
さて__どの子を選ぼうか_____。






