コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
~ 1ヶ月後 4月 ~
4月になり私たちは進級した。
私は最高学年の4年。
秤、星は3年。
真希、パンダ、狗巻、乙骨は2年。
それぞれが大切な時期になった。
私は最高学年で来年からは一般の術師になる。
秤、星は最後の交流会。
真希たち2年は初めての交流会に新しい後輩。
私は特に最近は忙しくて
ろくにみんなと会えていない。
でも今日は入学式。
入学式は高専の大イベントのうちの1つということもあ。
高専生は全員任務がオフ。
久しぶりのオフなので
部屋でゆっくりしたいところだが
幼馴染が入学なので
祝いに行くところだ。
「あ!来た来たー!理沙ー」
五条さんが手を振っている。
別に手を振らなくても
その見た目ならすぐに見つかりますよ。
五条さんは無視し、幼馴染に話しかける。
「恵、入学おめでとう。」
私はニッコリ微笑んで祝いの言葉を伝えた。
「あぁ。」
「あぁって笑
恵のコミュ障は相変わらずだね笑」
「はっ倒しますよ。」
「恵、成長したのね。」
「なんの事だ?」
恵がいつもの調子で返事をする。
「中学の時よりも
角が取れて丸くなったわね。」
本当に、中学の時の恵には
私も津美紀も手を焼いた。
本当に大変だったのよ、なんて
3人で昔話をした。
恵は部屋の荷解きなどをしに自室に戻った。
「そういえば、
今年の1年生って2人じゃなかったですか?」
と五条さんに尋ねる。
確か今年は2人入学すると聞いた。
でも居たのは恵だけ。
五条さんが「あぁー」と言い、
続けて
「もう1人の子は6月くらいにくるよ」
と言った。
「遅くないですか?」
「なーんか家族間で揉めたらしいよー?」
「まぁこんな業界ですしね。」
「そーゆー事。」
その後「じゃ、僕この後任務だから」と
五条さんも行ってしまった。
暇だ。
いつも任務が忙しくて暇な時などなかったので
休日の過ごし方が分からなくなっていた。
2年は同級生3人で出かけるらしい。
3年2人は停学中。
本当にすることがない。
、、、お墓参り。
そうだ。お墓参り。
行っておこう。進級の報告とか。
うん。そうしよう。