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まあ、なんやかんや色んな困難を乗り越え、無事アイドルになった私は暇潰しとはいえ人一倍は努力したと思う。
アイドル、それだけの努力じゃない。
『元気か』
「私は元気だよ。冴は元気?」
『、、さあな。ヘボ共の相手するから疲れるのは当然だが』
「お疲れ様、冴」
「ああ。、、あ?邪魔すんじゃねえ。、、チッ 悪い、切るぞ」
電話が切れると同時に彼の声は途切れる。会話できるのもほんの一瞬だな。。
冴こと糸師冴はサッカーのミッドフィルダー(MF)として世界中のクラブチームが注目している若手有望選手。本人から数少ない情報を並べると新世代世界11傑に選ばれていて、少し前までは世界有数の名門クラブチーム「レ・アール」の下部組織で活躍していたそう。
冴と実際に戦ったことがあるエゴイスト・潔世一さん曰く、「自分より得点力がない者をFWとは認めない」と言って憚らず、FWには自分が作ったチャンスに得点する事を何より求めているから得点を取ろうとする姿勢や気概を感じた相手には平等にチャンスを与えてパスやフォローをしたり、サッカー選手としてのプライドや矜持は本物でチームプレーは大事にしているように見える、とのこと。まあ冴はいつも忙しいからそれしか知らないけど。。
ヘボやらゴミやら言ってるけど、なんとか解決出来ているようで良かった。
長くなったが、簡単に言うとその糸師冴くんとお付き合いさせていただいてます。。
アイドルになったのは冴と付き合ったあとだけど、流石に自分の彼女がアイドルだとバレたら私が恥ずか死ぬ。
それに、冴の性格からして伝えたらまずそう、、。
なので、私がアイドルだということは両親、私をアイドルに誘った友達、自分以外誰も知らない、というわけであります。