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今日は二つ投稿します。
ちび「、、私は、天翔に死んでほしくないです!だから、私は街を消します!」
シア「はは、主人公はやはりその選択をするんだな。でも、いいのか?選択肢を出した私が言うべきではないが。それは君にとって大切な”家族”である天翔の記憶が全てなくなることであり、この先一生出会うことはない人生なんだ。忘れてもいいのか?天翔のこと。だったら、死んでちびちゃんだけでも記憶に残しておいた方が、天翔も救われるんじゃないかい?」
ちび「、、、。」
ちび(そっか。ここで街を消してしまったら、天翔のことを一生忘れて、一生会えない。天翔との思い出の品も、日常も、時間も、全てなくなっちゃうんだ。)
ちび「でも、、」
ちび「それでも、!天翔だけを殺して生きたくなんかない!私は天翔と生きる!そう決めたんです!でも、天翔がいないなら、私も死にます。それが、私が選んだ選択です。」
シア「そうか、やっぱりその選択になってしまうんだな。まあ、それも悪くない。君にとっては後味の悪くない結末だね。主人公が選ぶなら、私は文句はないよ。」
そういうとシアベアは、壁についているボタンをカチッと押して、どこかへ行ってしまった。と、同時に、全体が揺れ始めた。もうすぐ街の崩壊が始まるのだろう。貴方はふと、天翔の方を見ると、天翔は泣きそうな、でも笑顔のような顔で、貴方に語りかけた。
天翔「ちびちゃん、こんな僕を愛してくれてありがとう。ちびちゃんに出会ってから、僕の生活は全てが幸せだった。もっと探していたかった。でも、やっぱり罪は償わなきゃ。最期まで僕を助けてくれて、本当に嬉しいよ。」
天翔「最期だから、言うね。」
天翔「あの日、君の前からいきなり姿を消してしまってごめん。もう、あの時はプログラムの制御があまり出来なくなってて、今まで殺していなかった分、人を殺さないといけなかったんだ。ちびちゃんも殺してしまう可能性があった。だから、君から離れた。でも、神様が操る運命は変わらないのかな。また、今日まで幸せな日々を送れた。これもちびちゃんのお陰なんだ。最期にもう一度【ありがとう】。」
ちび「っ、!もしかして、、!貴方は!!」
天翔「バイバイ、またね。ちびちゃん。」
そう言って天翔は笑った。貴方が今まで一緒に生活してきた家族は、孤児院で仲良くしていた貴方の友達の笑顔に、とても似ていた。
コメント
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投稿お疲れ様です♪ なんと素敵なお話し! 流石ですね♪ ありがとうございます♪ やっぱり貴方が一番ですね!