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「鬱せんせ〜!あの、隣いいですか?」
「おん、ええけど……」
今日はいつも通り、メンバーで居酒屋に飲みに来ていた。レパロウが入ってからもう半年が経ち、最初は馴染めていなかった彼もすっかりここの雰囲気に取り込まれ今じゃエーミールより話上手……いや、エーミールに勝てるやつはいないか笑
いやまあそんなことはどうでもいい、それよりも今、俺は少しレパロウに不満がある。
何故か俺に少々過保護なことだ。確かに俺はやらかす事も多いし最初の頃は心配になる事も多いだろうが日常茶飯事だと気づきショッピやチーノも口を出すことは次第に無くなっていった。なのにレパロウと来たら俺が何をするにも傍に来ていちいち不安の声を漏らす。居酒屋に行った時も俺の分の金を出そうとしたり……なにかと俺に甘いのだ。
心優しい新人で皆に優しいよ!って言うんなら良かったのに他の人にはそうじゃないのが俺の心をなにより焦らせる。何がしたいのか分からない、いつからこんな事になったのかも…、
「……うつ先生?そんな考え事ばっかりしてどうしたんですか?俺でよければ話聞きますよ」
暫く話していなかった俺を心配したレパロウが声を掛けてくる。話聞こか?という典型文を使うあたり俺と女の趣味も似ているだけあるなと思う
「…スマン、ちょっと考え事しとったわ、大した事じゃあらへんから大丈夫やで。」
「大した事じゃなくても俺、うつ先生のこと聞きたいです」
すると顔をこちらに向け近かった距離を更に縮めて俺に近寄る。とりあえず距離を、と後ずさろうとするものの角に座っていたことで身体を逃がすことも出来ず、更にレパロウの身長が高いことで角に追いやられた俺は相当な圧迫感を感じる。
「……れぱ、?」
ゆっくり、
ゆっくり、
と時間をかけ俺の思考を自分だけで満たす為に、 蝕むように、止まらないレパロウに危機感を覚える。
本当は、 そう見えているだけでもっと短い時間で起きていることかもしれない。
それでもやらなくては行けないことは1つ。俺は 必死に手を顔の前に翳し口元を守る
「っ、いや!!ほんま、大丈夫やで!明日の昼飯考えとるだけやから…な?!」
言 い 訳
「……そうなんすか、」
と長い沈黙の後。離れるのが惜しい、という気持ちを全面に出し納得のいかなそうな顔をする。
とりあえず自分の身の保護。俺はレパロウに誤魔化しの一手を打つ。
「れぱ。…俺お前に聞いて欲しい事あるわ、やから今日飲もうや 」
酒と、相談。ミスマッチのようでベストマッチ。それでも今のこいつを落ち着かせるには最適
「えっ、いいんですか?!」
「おん、ええよ。その為の居酒屋やろw」
すると先程とは変わり目をまん丸くさせ口を大きく開けてふわっと笑う。
本当にチャラ男は何をやらかすか知れない。…いや、若いからだろうか、
「……誘って貰えて嬉しいです」
何がトリガーなのかも判らず急に距離感バグを起こしてくる所、本当に付き合い方を考えなくてはと思わさせた日だった。
呼んでいただいてありがとうございました。ここからは表現しきれなかった設定を書いています。本編ではありませんので作者どうたらがいけ好かない方はページを閉じて頂けると助かります。
なんでれぱさんと先生がこんなキャラになったのかお話させてください。
レパがこんな先生大好きキャラになったのは、先生っぴさんやちーのさんを可愛がってるの見ると初期から裏でお世話してるのでは?と私の中でずっと思っていたので、今回もれぱさんに自覚は少なめだけとお世話していた先生がいたんですけど、思ったよりもれぱさんに好印象与えちゃったっていうのが作品内の先生にれぱさんがあまあまな行動の設定…という感じにしてます。私の文章力では書ききれませんでした。
先生は世話してるって自覚がないのでいつからこうなったのか分からないと解決の糸口もなく嘆いてます。
れぱさんが、先生に優しくしてもらったのが嬉しくて懐いてる。という表現がないので考察のしようもないと思うのですがそういうことです、
裏設定のほうが考えがいがあって私は好きなもので…長くなってしまい申し訳ないです。
最後まで読んだ頂きありがとうございます。
モチベです