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お久しぶりです、ばなりんごです!
間がかなり空いてしまい、すみません🙇🏻♀️
書くのがのんびりなのに加えてクリスマスインフルにかかってしまっていました🫠
とまぁ前がきはこの辺にして……
記念すべき50話目!
よかったら、ゆっくり楽しんでいってください😉
ぴこんっ
「ねぇ、涼ちゃんって元貴のことずっと好きなんだよね?」
全てを知っているはずの若井から突然届いたメッセージ。
藤澤「うん、そうだけど…急にどうしたの?」
戸惑いつつ、改めて言葉にすると恥ずかしいなぁ、なんて思いながら返信すると、既読が付いた瞬間、電話がかかってきた。
藤澤「もしもし…?急にどうし…」
大森「ねぇ。俺のこと、好きなんだ?」
え、?
いつもより少しトーンが低くて、柔らかい声。
でもどこか含みがあって、優しくて、少し意地悪。そしてなにより、はっきりと興奮を含んでいた。
思考がしばらくフリーズする。
言葉が喉で止まって何も返せない。
大森「涼ちゃん?」
名前を呼ばれて、その声に引き戻されるみたいに、ようやく息をした。
藤澤「え、なんっ…わかいの、」
大森「あ、ごめん、びっくりしたよね。あの…今、若井といるんだけどあいつが席を立った時に通知が見えちゃって、」
たしかに、僕はあの変なメッセージが来る直前まで、若井に元貴のかっこいいところとか好きなところをずっと話していた。
その間ずっと元貴といたなんて…
ましてや僕の気持ちがバレちゃったなんて!
大森「そのまま帰ってきた若井を問い詰めたらその、涼ちゃんの気持ちについて知って…」
藤澤「そ、そっか…」
うぅ、若井のばかぁ…!
僕のこの気持ちなんて報われるはずないから…少し吐き出すだけでよかったのに…
元貴に引かれちゃう…どうしよう、
頭の中で考えがぐるぐると駆け回る。
大森「それで…さ、ちょっと話があるから今から来れない?」
藤澤「あ、うん。わかった、すぐ行くね。」
電話が切れてすぐに身体中の力が抜ける。
あぁ、終わった。話ってなんだろう。
ミセスをやめろって言われたらどうしようかな
想定外の事態すぎて、悪い想像しか浮かんでこない僕の頭はもうショート寸前だった。
藤澤「とにかく行かないと、」
動かない体を引きずってタクシーに乗り込む。
…
元貴のマンションに到着し、エントランスに入ると一気に足がすくんで1歩も踏み出せなくなってしまった。
元貴が待ってるのに、
藤澤「行きたくないなぁ…」
どれくらいそうしていただろうか。
ふと、エレベーターが開いて見覚えのある顔が現れた。
若井「よかった、こんなとこにいた。」
藤澤「わかい、」
若井はゆっくりと僕の方へ近づいてきて、優しく抱きしめてくれた。
若井「ごめんね、俺のせいで。」
そっと頭を撫でられて、つい涙が溢れてきてしまった。
藤澤「うぅ、」
背中を優しくぽんぽんされながらしばらく泣いて、ようやく落ち着いた僕は若井と一緒にエレベーターへ乗り込む。
元貴の部屋の前に着くと、鍵を開けながら若井が口を開いた。
若井「元貴さ、多分…前から気づいてたよ。」
藤澤「え、?」
若井「まぁ、少なくとも、あいつは突き放すやつじゃないから。」
藤澤「それってどういう…」
若井「ここからは2人の話。」
こんぶ@ミセス推し
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#Mrs. GREEN APPLE🍏
こんぶ@ミセス推し
698
68
だから俺は帰るね、といつものライブのルーティンみたいに背中を弱く押して、若井は帰っていってしまった。
待って、行かないで。
説明してよ。付き添っていてよ。
しばらく閉まったドアを見ながら立ちすくんでいると、後ろから声が聞こえた。
大森「入らないの?」
藤澤「あ、」
振り返ると、オフモードで落ち着いた元貴が内扉から顔を覗かせていた。
大森「とりあえず入って。」
そう言われて部屋に進んだものの、心がざわざわして落ち着かない。
部屋はとても静かだった。
テレビも音楽もついていない。
しんとした空気の中、お互い言葉を発さずにソファと椅子に座っている。
大森「別に、責めるために呼んだわけじゃないから。」
その言葉を聞いてようやく僕は息を吐く。
無意識のうちに呼吸を忘れてしまっていたらしい。
心が穏やかになってきたところで、前を向くと、元貴が低く抑えめな声色で話し始める。
大森「引くと思ってた?」
そう言って、元貴は一度だけ視線を落とした。
え、?
大森「俺がずっと気づかないままでいられると思った?」
はっ、と息が止まった。
心臓がどくん、どくんと大きく弾み出し、汗が滲むのを感じる。
藤澤「……ごめ、やっぱり…っ」
立ち上がろうとした瞬間、手首を優しく掴まれる。
思ったより力はなくて、でも離す気はないみたいで。
藤澤「…っ」
大森「待って。」
低いけど、さっきよりずっと柔らかい声。
藤澤「…はな、して」
そう言ったはずなのに、声が思ったより小さくて自分でも驚く。
大森「逃げると思った」
掴んでいた手が、ゆっくり力を緩めた。
今なら、と思った時。元貴が静かに声を上げた。
大森「…正直さ」
一拍置いてから、深く息を吸う。
大森「嬉しかった。」
その一言が、思っていたよりもまっすぐで。
頭の中が一瞬、真っ白になる。
藤澤「…え?」
うれし、かった?
大森「気づいてなかったわけじゃない」
大森「でも、涼ちゃんからちゃんと聞くまでは…触れちゃいけない気がしてた。」
掴まれていた手首から、じわっと体温が伝わってくる。
やっぱり、バレてたんだ。
大森「ちゃんと話したいって言ったの、嘘じゃないから。」
そのまま視線が合う。
逸らしたいのに、逸らせない。
藤澤「…ごめん」
やっと出た声は、情けないくらい小さい。
大森「謝らないで」
大森「好きになるのは悪いことじゃないでしょ?」
そう言って、元貴は少しだけ距離を詰める。
近い。でも触れない。
その絶妙な距離が、いちばん心臓に悪い。
ほんとにずるいよ…
大森「だからさ。」
真っ直ぐに、でも穏やかに。
大森「今日は終わらせる話じゃなくて、ちゃんと始める話がしたかったの。」
藤澤「始める…って?」
自分で言った声が、思ったより震えていて、少しだけ恥ずかしい。
大森「そのままの意味」
元貴はそう言って、視線を逸らしながら頭の後ろを軽く掻いた。
大森「ちゃんと話してさ」
大森「ちゃんと向き合って……それから、どうするか決めたい。」
藤澤「…どう、するか…」
胸の奥がきゅっと縮む。
うまくいかなかったら、終わるってことなのかなって。怖くなって、俯いた。
大森「涼ちゃん。」
名前を呼ばれて、びくっと肩が揺れる。
大森「逃げると思ったって言ったけど」
大森「本当はね、逃げられるのが一番嫌だった。」
その声は静かで、でもちゃんと重さがあった。
大森「だからさ」
一拍置いて、少しだけ間が空く。
大森「涼ちゃんの気持ち、ちゃんと聞かせてほしい。」
その一言で、喉の奥がきゅっと詰まる。
藤澤「…だめだって、思ってた。」
視線を落としたまま、ぎゅっと拳を握る。
藤澤「言っちゃいけないって。」
喉の奥がきゅっと詰まって、息が少し苦しい。
藤澤「でも、気づいたらずっと目で追ってて」
藤澤「声聞くだけで安心して」
藤澤「…一緒にいると、嬉しくて」
言葉にすればするほど、胸の奥がぎゅうっと締めつけられる。
藤澤「だから、バレたって分かったとき」
藤澤「嫌われるって思って…」
そこまで言ったところで、元貴が小さく息を吐いた。
大森「…やっぱり」
その声には、少しだけ安堵が混じっていて。
責める色なんて、どこにもなくて。
大森「涼ちゃんさ」
静かに名前を呼ばれて、心臓が跳ねる。
大森「俺のこと、どんな気持ちで見てた?」
分かってたくせに。気づいてたくせに。
それでも聞かれると、逃げ場がなくて。
藤澤「…好き、だよ。」
消えそうな声だったと思う。
藤澤「ずっと。」
藤澤「言うつもり、なかったけど。」
一瞬、空気が止まった。
次の瞬間、元貴がふっと息を吐く音がして。
大森「…そっか。」
それだけなのに、妙に優しくて。
逆に胸がざわつく。
藤澤「やっぱり、困るよね」
藤澤「ごめん、変な気持ち抱いてて…」
言い終わる前に、手首を掴まれた。
思ったより力はないのに、離す気はないって分かる。
大森「違う。」
顔を上げると、元貴が真っ直ぐこっちを見ていた。
大森「困ってない。」
逃げ場のない視線。
大森「俺さ」
大森「涼ちゃんが思ってるより、ずっと前から…」
一瞬、言葉を探すみたいに間が空く。
大森「好きだった。」
心臓が、一拍遅れて跳ねた。
藤澤「……え?」
大森「気づいてたよ。」
大森「涼ちゃんの視線も、変に距離取るとこも。」
苦笑いみたいに笑って、でもすぐ真剣な顔に戻る。
大森「たぶん、若井より前から。」
胸が、じわっと熱くなる。
大森「だから、触れなかった」
大森「関係、壊したくなかったし」
大森「でもさ」
掴んだ手首に、少しだけ力がこもる。
大森「今日、逃げようとしてる涼ちゃん見て」
大森「もう無理だなって思った。」
大森「離す気、なくなった。」
頭が追いつかない。
嬉しいのに、怖くて。
夢みたいで、現実感がない。
藤澤「…ほんとに?」
かすれた声でそう聞くと、元貴は小さく頷いた。
大森「うん」
大森「俺も、涼ちゃんが好き。」
その言葉が、静かに胸に落ちてくる。
さっきまでうるさかった心臓が、
少しだけ、落ち着いた。
2人とも何も言えなくて。
でも、不思議と怖くはなかった。
大森「…だからさ」
少しだけ、照れたみたいに視線を逸らして。
大森「改めて、言わせて」
大森「始めよっか」
大森「ちゃんと、恋人として。」
まだ触れない距離。
でも確かに、何かが始まったって分かる空気だった。
遅すぎるクリスマスプレゼント🎁
それと300フョロウェーありがとうございま
コメント
7件
ドキドキしてました、両想いでよかった😭💕 はぁ〜大好きです😭😭✨
はわぁ…😭良い……… 若井さんいい仕事しましたね…😭