テラーノベル
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「恋の話、略して恋バナ!」
「結愛、うるさい。」
「だってー、女の子が布団に入ったら恋バナするのが基本でしょ。」
「まあ、怖い話よりはいいけどさ。で、誰の話を掘り下げる?」
「そりゃー、もちろん花月ちゃんでしょ。」
「わ、私の話…!?」
「そりゃあ、だって、したんでしょ。緑川くんと。」
すごくワクワクしている結愛ちゃん。なんていうべきだろう…。
「……劉磨は下手だったよ。」
「え、立花さんって赤羽くんと経験あるの!?」
「苗字じゃなくて柚でいいよ。私と劉磨の関係は表向きは伏せられてるからあの5人と…花月しか知らないこと。私…こっちの世界にきたときは人間だったの。でも、劉磨と付き合って、体を重ねた後に私の体には元々吸血鬼のDNAがあったことが分かった。私の体は異常を起こして暴走。いろいろあって、旅に出ていたの。」
「旅ってもしかして……。」
「完全な吸血鬼になるための旅。いろいろな国を渡り歩いて、なんとか私のDNAと劉磨のDNAの統合はできるようになった。」
「な、なんか涙出てきちゃったよー!柚ちゃん大変だったんだね。」
「そういう貴女たちはないの?色恋話。」
「あ、あるわけないじゃんっ~!」
「あるってことね。誰なわけ?」
「え、私に返ってくるの!?」
「言い出しっぺでしょ。」
「もう~、あずさずるい。」
「いいの。私の恋は終わったんだから。」
その後2人はなかなか口を割ってくれず、結局2人の好きな人は分からないまま、寝る時間になってしまった。
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