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魔法のマジカルタイムプリズミック!
第14話「結成!時空探険隊」
きらら達は近くの公園でピクニックをしながらダークソナタのことを気になっていた。
きらら「あのソナタを助けている銀髪の眼鏡をかけた男性は一体なんなんだろう…?」
せいこ「さぁね。あたしにもわけワカメだから。」
チック「皆ー!!」
タック「この地図を見てくれ。」
きららはチックとタックに一枚の地図を渡された。
きらら「地図…?」
その地図はサイバーチックな謎の模様だった。
チック「これは究極の石、時の欠片がある場所の地図なの。」
きらら「時の欠片って何…?」
チック「私にも分からないわ。タックと2人で仲良く遊んでいたら空から降ってきたの。」
チックもこの時の欠片の居場所がある謎の地図の意味が分からないようだ。
タック「でも確か、時の欠片は時の女神が遥か昔に所持していたみたいな話を聞いていたんだけど…。なぜ、時の女神が所持している時の欠片がこの地図にあるんだろう?」
???「そこのタイム戦士達、ちょっとこっちに来て。」
すると、きらら達の背後から女の子の声が聞こえた。
きらら「…!?」
きららは警戒して振り向くと、エメラルドグリーンの髪色の長いおさげに不思議な仮面を付けたサイバーな衣装の女の子だった。
きらら「あなたの名前は…?」
チェイン「私の名前はチェイン。丁度、その地図を手に入れて有り難い。」
せいこ「お前…。あたし達に何か怪しいことしないよね…!?」
チェイン「私は君達に何も襲いやしないわ。安心して。」
あかね「ほっとしたっちゃ…。」
きらら達はチェインが味方してくれると言った瞬間、ホッと安心した。
ちょうちょ「ちなみにその謎の地図とは一体なんなんだ?教えてくれ。」
ちょうちょはチェインに時の欠片の居場所がある地図について疑問に思った。
チェイン「時の欠片は遥か昔に時の女神が所持者だった煌めきのある眩い光を放っていたんだ。けど、マキモドシ帝国達の手によって黒く染まってそいつ等の物になって世界を制服しようと企んでいるの。」
たまこ「なんてこと…!?悪事に使うことは許しませんっ!!」
チェイン「だからお願い…!私と一緒に力を借りてくれないか?」
きらら「その依頼、承るよ!!一緒に時の欠片を探そうよ!」
チェイン「…!!ありがとう…!!」
チック「そうだ!皆に用意した物があるんだ!!」
きらら「用意した物?」
せいこ「また変なやつ用意するとかないよね?」
タック「大丈夫さ!そーれっ!!」
チックとタックが魔法を放つときらら達の衣装は冒険者の様な衣装に変わった。
衣装にはそれぞれのイメージカラーで用いられた冒険服だった。
きらら「何これ…!?ステキのムテキで超可愛い!!」
せいこ「パネェくらい似合いすぎて写メしちゃう!」
あかね「アイドルのステージ衣装の一つみたいで素敵っちゃ!!」
チック「ちょっと!今は着せ替えごっこの時間じゃないんだから!!」
きらら「グループ決めた!!時空探険隊だなんてどうかな?」
せいこ「良いじゃん!パネェくらい似合うグループだね!!」
チェイン「それより早く時の欠片の秘密を探りに行こう…!」
きらら「うん!」
せいこ「うん!」
あかね「んだ!」
ちょうちょ「あぁ。」
たまこ「えぇ!」
チェイン「時の魔法陣を私達に転送して!」
ブォン…。
すると、チェインが言った呪文で地面から近未来風の魔法陣が彼女やきらら達を包みこんだ。
ブォン…。
5人「きゃあっ!?」
ドサッ…。
きらら達は座布団の様に重なりながら違う世界に来た。
チック「もう…。あなた達ったら着地の仕方まだ分からないのね。」
せいこ「お前後でしばく…!!って何、ここの世界、スペーシーな感じでパネェくらい最高だよ〜!!」
せいこは目を輝かせながら近未来な世界を進んだ。
きらら「何だか薄暗いね。もしかして怪しい所じゃないよね…?」
あかね「でもでも!!また知らない世界に行くってのが良いっちゃ!!」
チック「皆との冒険楽しいな〜!」
タック「時の欠片を探すぞ〜!!」
ちょうちょ「二人ともうるさい。」
チック「ふぇっ…!?」
タック「すみませんでした…。」
たまこ「チェインさん、ここらへんに時の欠片が本当にあるのでしょうか…?」
チェイン「確か私の記憶だったが、この場所らへんに時の欠片があった感じが…。」
すると…。
チェイン「…!?ちょっと皆、静かにしてっ!」
きらら「!?」
きらら達はチェインに従って静かにするが、その先にはある人物がいたのだ。
ダークソナタ・ヒソカ「この5人の力を吸収して憎しみの力に変えてそれをタイム戦士達にぶつけたら最高に良いかも…!」
オールド・マキモドシ教授「そうだ。この時の欠片をまず、真っ黒に染めないといけないな。ダークソナタ、タイム達を探してこい。」
ダークソナタ・ヒソカ「はい、教授。」
きらら「えっ…!?ここってもしかして…!?」
5人「マキモドシ帝国ー!?」
5人は大声でびっくりしたように叫んだ。
オールド・マキモドシ教授「…!?」
マキモドシ教授は目を見開き、グッと後を振り向いた。
チェイン「バレてしまったか…!!」
オールド・マキモドシ教授「聞き覚えのない声だな、誰だ!?」
チェイン「逃げるよっ!!」
きらら「きゃっ…!?」
チェインはきららの手を力強く引っ張って逃げた。
きらら「チェイン…!?」
すると、きららは思い出した。
きらら(この声、何処かで聞いた事があるようなないような…?私の気のせいかな?)
しかし、きららは思い出しそうで全く思い出せなかった。
せいこ「きららーっ!!」
チック「待ってよ〜!!」
せいこ達もきらら、チェインの後を追いかけた。
オールド・マキモドシ教授「ったく…。逃げ足だけは早い小娘達だ…。行けっ、バーグ、セメールッ!!」
バーグ・タイマー「行ってやろうじゃないか!!」
マダム・セメール「あの子達を逃さないわよっ!!」
バーグとセメールはきらら達の後を追った。
きらら「一体、どこまで行くの!?」
バーグ「待てぇ~っ!!」
チェイン「…!?」
セメール「チェイン!貴方、嘘をつくんじゃないわよっ!!」
きらら「えぇっ!?何でバーグ達がチェインのこと知ってるの!?」
チェイン「私は元々はこの組織には入りたくなかった…。けど彼奴等が強制的に私をスパイにさせられた。」
きらら「スパイ…!?」
\ドカーン!!/
ニクシーミ「ニクシーミ〜!!」
バーグ達に追いかけられている中、きらら達の背後にバーグが黒く染まり始めている時の欠片の力でニクシーミを召喚したのだ!!
バーグ・タイマー「さぁ、これでお前等も憎しみの未来に苦しむが良いっ!!」
きらら「皆っ!!」
せいこ「うん!」
あかね「んだ!」
ちょうちょ「あぁ!」
たまこ「えぇ!」
5人「プリペル・パラレル、クロックライズ!」
5人はタイム戦士に変身した。
ミルキー「令和を超えるゆめかわいさ!ハートフルジェネレーション、ミルキー!」
コメット「平成を超える萌えラブ注入!スタージェネレーション、コメット!」
ベリー「昭和を超えるレトロキュート!パッションジェネレーション、ベリー!」
ビューティ「大正を超える美しさ!ファッショナブルジェネレーション、ビューティ!」
サンライズ「明治を超える維新!プロミネンスジェネレーション、サンライズ!」
5人「素敵な時間をお届け!魔法のマジカルタイムプリズミック!」
セメール「今日も気合い充分じゃない。行きなさい、ニクシーミッ!!」
ニクシーミ「ニクシーミッ!!」
大量のニクシーミはミルキー達、タイム戦士達を襲い掛かってきた。
ミルキー「はぁっ!」
ベリー「たぁっ!」
ミルキーとベリーはニクシーミ二匹をパンチとキックで倒した。
ニクシーミ「ニクシーミッ!!」
\ビューンッ!!/
だが、二匹のニクシーミは倒されておらず、ミルキーとベリーに黒いビームを放つ。
ミルキー「ふっ!」
ベリー「やっ!」
ミルキー「コメットッ!!」
コメット「任せて!ビビッとお届け!プリペル・パラレル、ポッピンスターリィ!」
ニクシーミ「トキハスギタ…。」
ベリー「わたすもっ!!ファンサをお届け!プリペル・パラレル、スゥイートキュート!」
ベリーもコメットに続いて必殺技を放った。
ニクシーミ「トキハスギタ…。」
ビューティ「中々じゃない。皆、調子が良いぞ!」
サンライズ「このままどんどんニクシーミを退治しましょう!!」
ミルキー「よーしっ!皆、合体技行くよっ!」
ミルキー達はパラレルミスティエールをパラレルミスティスピアスに変えた。
ミルキー「パラレルミスティスピアス!ミルキータイム!」
コメット「コメットタイム!」
ベリー「ベリータイム!」
ビューティ「ビューティタイム!」
サンライズ「サンライズタイム!」
ミルキー「5つの時空の力よ!」
4人「私達のもとにドッキング!」
5人「輝く時をお届け!プリペル・パラレル、ファイブミスティエモーション!!」
ニクシーミ「トキハスギタ〜。」
複数のニクシーミ達は5人の合体技によって浄化された。
ミルキー「やったね!」
コメット「今回もやったじゃん!」
バーグ・タイマー「と?その前に俺達の出番はどうなんだよ。」
マダム・セメール「早くしなさい、待ちくたびれてるんだから。」
コメット「お前等…!!」
ガキンッ!!
コメット「…!?」
マダム・セメール「さっきまで強かったくせに…。」
シュバッ…!!
コメット「ぎゃっ…!?」
ズザザッ…。
ミルキー「コメット!!…!!バーグ、その持っているのは一体…!?」
バーグ・タイマー「あぁ、これか?お前等の力を吸収するために真っ黒になった時の欠片だぜ。すごいだろ?」
マダム・セメール「丁度良かったわ。やりなさい、バーグ。」
バーグ・タイマー「やってやるぜ!!」
ミルキー「そうはさせないっ!!」
ミルキーはバーグとセメール、1対2で勝負を始めた。
ミルキー「かわいくお届け!プリペル・パラレル、ハートパステルファンシー!」
マダム・セメール「貴方の思い通りにはさせないわっ!!」
セメールはミルキーの必殺技を跳ね飛ばした。
ミルキー「時の欠片を返してっ!!」
ミルキーは諦めずに2人に攻撃し続けた。
バーグ・タイマー「それはどうかな?」
するとバーグは黒くなった時の欠片を構えミルキーの方向に命中する体勢に変えた!
コメット「ミルキー、危ないっ!!」
ミルキー「はっ…!!」
バシューンッ!!
バーグが持った黒くなった時の欠片から黒いビームがミルキーに襲ってきた!
ミルキー「…!!」
チェイン「ミニッツサイバー・ビームッ!!」
ドカーンッ!!
バーグ・タイマー「ぐあっ…!?」
マダム・セメール「きゃあっ!!」
ミルキー「…!?チェイン…!!」
ミルキー達はチェインのビームでバーグ達の放った黒い時の欠片のビームを回避した。
チェイン「そんな役立たずの幹部達はさっさとここから去れっ!!」
バーグ・タイマー「お前…。いつからそいつ等の仲間になったんだ…!?」
チェイン「お前等とは最初から行動したくなかった。それだけだ。」
マダム・セメール「あなたもタイム戦士達の仲間になるなんて…!酷いわ…!!」
チェイン「お前等のやっていることが全て間違っている!邪悪な未来を変えるために利用するのが正義の味方、タイム戦士を闇の力に変えて利用するとはあり得ないのよ!!」
ミルキー「…!?そんなっ…!!」
ビューティ「もしかして私達を利用するために時の女神が所持していた時の欠片を盗んで憎しみの力で黒く染めたってことなのか…!?」
バーグ・タイマー「そうだぜ…!!この力でお前等の未来を憎しみの力に変えてやるのさ!」
バーグはもう一度、ミルキー達に時の欠片のことを説明した。
マダム・セメール「でも…。時の欠片の力はこれからどんどん強くなるわ…。貴方達、覚悟しておいてね…。」
バーグ・タイマー「今回はお前等の勝ちとしよう。」
マダム・セメール「だが次こそは時の欠片の力を強くしてみせるからねっ!!」
そう言い、2人はボロボロになりながら消えた。
チェイン「彼奴等には本当に気をつけた方が良い。またいつ襲来してくるか分からないから。」
ミルキー「私、ダークソナタを救ってみせる…!!」
コメット「はぁ!?あの博士娘を救うっていうの!?」
ミルキー「多分、あの子にも憎しみや負の過去を抱えてるかもしれない。」
コメット「だからと言ってっ…!!あいつを本当に助けていいのか!?」
チェイン「助けよう。」
コメット「はぁ…!?」
ベリー「あの人はものすごい威力っちゃ…!!」
ビューティ「2人共やめて浄化した方が良いぞ!」
サンライズ「何かまた怪しい能力を持っているんじゃ…。」
チック「大丈夫。あなた達ならダークソナタを浄化することができるわ。」
タック「今のダークソナタは憎しみと悲しさの過去で苦しんでいる…。彼女の未来を変えるにはタイム戦士だけなんだ。」
コメット「…。うん、分かった…!ダークソナタのためなら!!」
ベリー「何でも立ち向かってみせるべ!!」
ビューティ「ダークソナタの明るい未来を…!!」
サンライズ「私達が救ってみせますっ!!」
ミルキー「皆…!!行こうっ!!」
タイム戦士達とチェインはダークソナタのいる場所まで向かった。
時の女神「きらら…。私はあなたを守ってみせる…!どうか、きらら達を憎しみの力で傷つけないで…!!」
背後に時の女神は涙を流しながらミルキー達の健闘を祈ったのだった…。
第15話につづく
コメント
2件
次回でダークソナタとの決戦なのか...楽しみすぎる