こんにちは、月夜桜です*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*
今回も続き書いていきます〜!
さぁナワーブはちゃんと過去の出来事….
自分の記憶を取り戻すことはできるのでしょうか!!
では早速、、、
───𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡───
「じゃあロナードは私の戦友なのか?」
そう口にすると、彼は少し戸惑っていたが「うん、」と言ってくれた。
私と彼は戦友…..一緒の軍の大佐…………..つまりは、
私は元兵士だったのか、?それなら辻褄が合う……
なぜなら、私のこの体には、沢山の傷跡があるからだ。
火傷跡、銃弾、切り傷、縫われている跡、、、
体の見える所から見えない所まで、私の体は傷だらけだった。
「成程…….私は元兵士で〝大佐 〟…そして君と私は戦友だったのか….」
自分の中では1つ目の謎が解けた。体の傷の謎も….。
1つの謎が解けて、ふぅ….とため息を着いた。
そして、私が1番気になる3つ目の質問を彼に言う。
「じゃあ、私と君は戦友以外で、何らかの関係はあったか、?」
彼にそう聞いた瞬間、彼は、口を閉じ、下を向いたまま黙り込んだ。
何故黙り込むんだ、?そんなに私に言いたくないのか…?
いや、もしかして、
それ程私に
〝忘れてほしくなかった事 〟だったのか…….?
しばらくの間、無言の時間が続き、私は彼に申し訳ないと思いながらも、
もう1回同じ質問をした。
「…..私と君は、戦友以外でどんな関係だったんだ、?」
すると今度は、私の方へと顔を向け、静かに瞳を見つめてきた。
彼の金色の瞳は、窓のカーテンの隙間から
僅かにはみ出た太陽の光に照らされ、キラキラと輝く。
この金色に輝く瞳を、私は何処かで見た事があるような気が…….
そう思っていたら、やっと彼の口が開いた。
だが、彼…ロナードが言った事は、衝撃的な事だった。
「…探偵さん、貴方は、…」
僕の…恋人…。
「….は…..?」
思わず声が漏れた。
….は、?え、何を言っているんだ?
彼が私に言った3つ目の答え、〝 恋人〟
その一言を聞いた瞬間に心臓がドッドッドッドッと早く鳴る。
恋人だと?私が、彼と……..?有り得ない、男同士だぞ、?
「そ、んな訳、ないだろ、な…?」
と恐る恐る彼に言うが、彼は「本当の事だよ …….、」とだけ言った。
嘘だろ、?私の頭は遂に限界を迎えた。
過去では私とロナードが恋仲関係?戦友?大佐?軍…….?
必死に頭の中を整理しようと頭を抱え込み、考え直す。
そんな私の姿を見たロナードは、
「やっぱり…….言わない方がよかったかな、?」
と苦笑いをしながらも私に言った。
彼は私に「…ごめんね….。」と一言だけ言った。
その時の彼の顔を見ると、
泣くのを必死に我慢していたように捉えれた。
あぁ……..私はなんて最低な奴なんだ、と、
心の中で自分にそう言った──。
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「わざわざここまで送ってもらってすまない、…」
ロナードに事務所まで送って貰い、少し不甲斐ながったが、
彼は私に微笑み、「いいえ、」と一言言った後、
私に深くお辞儀をし、事務所から去っていった。
事務所に入った時、事務所の事を色々と任せていたエマに、
遅い!!!と文句を言われ、少しだけ積極的を食らった。
やはり彼女は誰よりも1番怖い……。
彼女からの説教が終わった後、
自分の部屋へと戻り今日の出来事を紙に書き、まとめる。
黒いインクが着いた筆で、紙にスラスラと書き始める。
まずは〝切り裂き魔 〟の事について、
・新たに殺された女性の事。
・その女性と他の殺された女性達との関係性。
・殺された女性は前に殺された4番目の女性の妹だったと言う事。
「….そして他の人達に聞いて回った目撃情報等の手掛かり、と……」
スラスラと動かしていた筆を止め、
右手の斜め上にある黒いインクの中へと筆の先を付ける。
「これで切り裂き魔の事 についてはまとめ終わったな、….」
残るはもう1つの……
自分の過去についての手掛かり。
(………..書くか….。)
先程インクを付けた筆を再び手に取り、
別の紙を、机にある小さい引き出しの中から1枚取り出す。
取り出した紙を作業机の上に置き、書き始める。
・私の本名。
・自分の体の傷の事。
・彼、ロナードと私は軍の大佐だった事。
・微かに見た、あの記憶の事。
そして、…….
「………………」
順調に進めていた手を止め、手に握っていた筆を置く。
少しの間肘を机に着き、頭を右手で抱え込み、また考える。
本当に彼と私は恋仲関係だったのか、何故彼と私はこうして離れ離れに
なってしまったのか、………….
……何故彼は私の事を全て覚えていて、
〝私は覚えていないのか 〟
こうして私の頭の中で色々な疑問が浮かび上がった瞬間、
僅かに扉の開いた、もう、何年も開けていないクローゼットが
私の視界に入った────。
椅子から立ち、ゆっくりとそのクローゼットへと無意識に近付く。
目の前まで立ち止まり、扉を開ける。すると、
随分と古くなった分厚い日記のような物と、
1枚の写真が目に入った時、
その場で、崩れ落ちた。
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今回はここまで、
次回のお話もお楽しみに♪
・━━━ ℯ𝓃𝒹 ━━━・
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楽しみにしてます!