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僕の二つ離れている従姉妹の姉がいた。彼女の口癖は「許さない」誰かの失敗や誰かの行動によって引き寄せられる不祥事が毎日のように起きる。
彼女は毎日のように暴論を事細かく説明している。僕だって必死に努力して彼女の役に立てるようにと頑張ってきた。彼女だってそれは承知の上だ。上司という存在意義や固定概念に捉えられていることに気づきやしない。
彼女の怒鳴り声は全ての人を心地の良いものでは無い。僕の兄でさえ彼女の逆鱗に触れ、退職させられた。兄は優秀な編集長だった。彼女が他部署に移動する話が持ち上がったときでさえ強く否定していた兄がたった一度のミスでリストラされた。
他部署から”評判の悪い上司”と認められているほどだ。その劣悪ぶりや理不尽な性質に気味悪く感じ自分で退職した人もいた。僕もその一人だった。大手企業に就職するために努力は惜しまなかった。彼女の存在を知ってからは就職活動していた頃の僕を思うと気の毒で仕方がないのだから。
彼女の恐い雰囲気は僕の仲良くしていた他部署の人たちを震撼させ編集部は避けられるようになった。一つでもミスすれば彼女に付きまとわれる。
だから、彼女は
「許さない」
と、軽々しく言い放つのだ。努力しても結果や仕事量はなんの繋がりもない。僕が身をもって体験した。
彼女の暴論は理不尽で細かく尚且つ鬱陶しいのだ。面接の時に優しく接してくれた彼女は今、どこにも居ない。辞めたあとでも彼女の良い噂は聞いたことがない。
それは彼女の性質に合わない部署だからだ。彼女はこんな覇気のない緩い部署に所属したからこうなっているのだ。
僕はこれからも彼女と会わないし、いっその事消えて欲しいと願っている。彼女に痛めつけられた人に祝福が訪れますように。
推し活中のしょーせつでした!
v(。・ω・。)ィェィ♪
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