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ちょっとお知らせなんですけど

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赤で塗られてる所の作品消してもいいですかね、、?

作品整理をしたくて、、

皆さんの意見をください🙇‍♀️



続き書きます!

タイトル:「崩壊」


スンリがジヨンの独房に現れるのは、もう日常のようになっていた。


最初の頃はジヨンも叫んだ。拒んだ。ベッドの隅で震えながら、睨みつけた。

けれど叫んでも誰も助けに来ないとわかったとき、何かがゆっくりと崩れはじめた。


🐼「ほら、今日の晩ご飯、僕の分。あなた、少ししか食べてなかったから」


🐲「……別に、いらねぇよ。お前のなんか……」


口ではそう言っても、ジヨンは受け取っていた。

腹は減る。誰も何もくれない。誰も守ってくれない。


🐼「ありがとうって、言わないんですか?」


🐲「……は? ……うるさい」


🐼「ふふ……可愛いですね」


スンリは本当に心の底から嬉しそうに笑う。


ジヨンはその笑顔に、吐き気と安堵を同時に覚えた。


怖い。気持ち悪い。狂ってる。

でも——この人しか、自分を“見てくれる”人間はいない。


それに気づいたとき、夜がよりいっそう長く感じるようになった。



数週間後


🐲「あのさ……今日、あの隣の房の奴、ちょっと見てきた。俺のことジロジロ見てた」


🐼「……そうですか」


🐲「……どうすんの?」


スンリは静かに立ち上がる。いつもの丁寧な敬語のまま、落ち着いた口調で尋ねた。


🐼「……許可、いただけますか?」


ジヨンは一瞬だけ戸惑う。でも——答える。


🐲「……やっちゃって。……あいつ、ムカつく」


スンリの目が細くなる。


🐼「かしこまりました。ジヨンさんの不安を、取り除いてまいります」


それが誰かの命であっても、もはやジヨンは驚かなかった。


むしろ、心が少しだけ軽くなった。


🐼「ジヨンさん」


部屋を出る前にスンリが立ち止まり、静かに告げる。


🐼「……誰にも、見せたくないんですね。自分のこと」


ジヨンは目を伏せ、声を漏らす。


🐲「……うるせぇよ」


でもその言葉に、拒絶の色はなかった。



ある夜


スンリが遅くまで戻ってこなかった夜。ジヨンは落ち着かなかった。

頭では「やっといなくなった」と思っているのに、胸の奥がざわざわと騒ぐ。


不安だった。

怖かった。

もしもう、戻ってこなかったら——。


ジヨンはそのとき、ようやく気づいた。


🐲「……あいつがいないと、俺、もう……」


自分がどれだけスンリに依存していたかを。


自由なんてもう、とっくに失っていた。

でも、不自由であることに安心してしまっている自分がいた。


カチャン——。


深夜、扉の音とともに戻ってきたスンリに、ジヨンは無言で飛びついた。


🐼「……ジヨンさん?」


🐲「……うっせ……どこ行ってたんだよ……」


🐼「あなたが、僕のこと……」


🐲「ちげーよ。たまたま、不安だっただけ……」


スンリはそのままジヨンを抱きしめる。強く、壊れそうなほどに。


🐼「あなたが僕を必要としてくれるなら……僕は、なんでもします」


ジヨンは何も言わなかった。けれどもう、その腕の中から逃げようとはしなかった。




どーですかね😿

ダメ作かも


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