テラーノベル
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㎎
18
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≪レオ視点≫
フラフラ,,,
長かった,,,
一度は果てしないと思った,,,
しかし,,,今着いた,,,
膝がガタガタと笑っている,,,
着いた頃には,慣れてしまったのか,寒さをあまり感じられなかった,,,
ガチャン,,,
グレン騎士団長)おかえり!
グレン騎士団長)大丈夫だったk,,,
グレン騎士団長)あれっ?ジェニアールは?
その言葉に,耳を疑った,,,
レオ)まだ,,,帰って来てないんですか?!
グレン騎士団長)まさか,,,バラけたか?
レオ)ごめんなさい,,,俺のせいです。
グレン騎士団長)気にするな,,,
レオ),,,
グレン騎士団長)ただ,あそこは本来はもう魔物も来ないような場所なはずなんだが,,,
レオ)魔物も来ない,,,
確かにそうだ,,,あんなに音のない冷たい世界には,足音一つ響かなかった,,,
本当に足音一つ,,,
しかし,,,何者かに頭を殴られた,,,
そこは,まだズキズキと痛む,,,
レオ)っ,,,
グレン騎士団長)レオ?!
グレン騎士団長)大丈夫か?
レオ) っ,,,はい,,,ハァハァ,,,
≪ジェニアール視点≫
身体の痛みが退いた,,,
戦った時の傷は,跡形もなく消えていた,,,
魔力で足場が氷に包まれている,,,
身体にひんやりと冷気が伝っていく,,,
下を向いた,,,
ジェニアール),,,
溢れるものもなかった,,,
戦いで潰された左目だけが魔力を持ったように紅く輝いていた,,,
まるで,満月の夜の吸血鬼かのように,,,
かつては,最大の敵となった吸血鬼は,今では,生きるための最終手段と言っても過言ではない,,,
守るべきだった人間,,,
人間達にとっては,最後の手綱となった騎士の姿はもうそこには,居なかった,,,
ジェニアール)ガタガタ,,,
サッ,,,(立ち上がる)
先程まで,力も入らなかった足に力を入れ立つ,,,
フラフラとよろめくこともない,,,
帰りたい,,,
そうは思うも帰る場所はもうない,,,
今の自分を受け入れてくれる場所など,きっとない,,,
いっそのこと,騎士団の本場に乗り込んでそのまま殺されてしまおうかとも思った,,,
なんなら,こんな身体で生きる何倍も良いだろう,,,
死にたくない,,,けど,,,この身体で生きたくない,,,
二つの思いがこんがらがった頭は,永久にほどけなくなってしまった二本の紅い糸のように絡まったままだった,,,
下手くそな蝶々結びだってここまで絡まりやしない,,,
ジェニアール),,,
敵の足音もない,,,本当にたった独りの世界のようだった,,,
フラフラ,,,
痛む身体を強引に前に進ませる,,,
向かうような場所はない,,,
ただひたすら歩むと決めた,,,
コメント
2件
ありがとうございます!
第4話、読みました。レオが「まだ帰って来てない」と気づくところ、ゾッとしましたね…。そしてジェニアールの「死にたくない、けどこの身体で生きたくない」という相反する想いが、こんがらがった紅い糸に例えられているのが、すごく胸に刺さりました。吸血鬼の力を最終手段として受け入れた騎士の姿、孤独と諦観の中でそれでも歩み続ける決意——切なさと美しさが混ざった、とても印象的な回でした。続きが気になります。