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自律神経失調症. (ryok side)
脳が受けたストレスや疲労が原因で自律神経のバランスが崩れて起きること。
めまいや頭痛、息苦しさ、腹痛、手足のしびれなど。
不安やイライラ感、記憶力、集中力の低下、気分の浮き沈みなど。
そんな病気に僕(藤澤涼架)は〈急に〉なった。
いつも通りに過ごしていた。
でも最近夜更かしをしている、キーボードの練習だ。
早く覚えないと、覚えないと、怒られちゃう。
ー2時間後ー
そろそろ寝よ、もう2時だしね。
ー夢ー
大森「なんであいつミセスにいるんだろうね?笑笑」
若井「確かに、2人だけでいいよな〜笑」
大森「誘わなかったらよかったわ笑」
若井「まじでそれ笑、お前誘うなよ〜!」
藤澤「っは、、」
まただ、また悪夢。
毎日悪夢を見る気がする、しかも同じ夢。
夢だけど気にする、僕2人に嫌われてるのかな。
今日はライブだ。早く行かないと。
ー楽屋ー
藤澤「おはようございます、」
大森「あっ、涼ちゃんおはよ、?」
藤澤「ん、おはよ」
大森「ねぇ、クマすごいよ、?昨日夜更かししたでしょ。」
藤澤「あはは、バレちゃった、?笑」
若井「ちゃんと休みなよ?」
藤澤「うん、」
どうせ裏では悪口言ってるんでしょ、?優しくしないで。
藤澤「い”ッ、」(しゃがむ)
大森「涼ちゃんどうしたのっ?!」(駆け寄)
若井「涼ちゃん、?!」(走)
頭痛と腹痛がする、痛い痛い痛い痛い。
藤澤「ああぁ”~、泣」
僕はいつの間にか泣いていた、こんな痛い頭痛と腹痛は初めて。
これからレコなのに、やらなくちゃやらなくちゃ、
大森「涼ちゃん!しっかりっ!!」
若井「涼ちゃん!!」
スタッフさんも寄ってきちゃった、ごめんなさい、ごめんなさい、
藤澤「…んっ、?」(起)
僕はいつの間にかベットにいた。
若井「涼ちゃん、起きた、?」
藤澤「あれっ、ぼく、、?」
大森「涼ちゃん、倒れたんだよ、?覚えてないっ、?」
藤澤「レコはっ、?」
大森「また今度にしてもらったよ」
藤澤「あっ、う?、」
僕は声が出なかった、なんでなんでなんで。
若井「涼ちゃん、最近頑張りすぎてるよ。」
大森「そうだよ、少しは休んで?俺からの宿題、笑」
藤澤「うんッ、泣、ごめん、泣」
若井「涼ちゃん、泣かないで?、俺達がいるよ」
藤澤「っ!、うんッ!、泣」
ここから病気が進行してたなんて、思いもしなかった。
ー1ヶ月後ー
若井「最近涼ちゃんボケてるよね〜笑」
そんなわけない、まだ30代なのに、!!
イライラする。
藤澤「うるさいッ、!!」(去)
若井「えっ、あ、ごめッ、」
大森「あ〜あ、」
若井「涼ちゃん最近イライラも凄いよね、?なんかおかしい。」
大森「まぁ、確かに。変だな、?」
逃げ出しちゃった、イライラが止まんない。
でも確かに、最近だって間違えてキーボードのフレーズ忘れちゃった。
なんでなんでなんでなんでなんでっ!!
ー次の日ー
若井「涼ちゃん、昨日はごめんね、?」
藤澤「あ、うん、大丈夫」
今日はライブ。ずっと練習してきた曲をとうとう見せる日。
でもなんだか手足のしびれがある。ライブなのに。
大森「じゃあリハーサルしよっか〜!」
『🎼.•*¨*•.¸¸♬🎶•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪』
手足のしびれがひどい、でもやらないと、、
大森「涼ちゃん、もうちょっと音上げてね〜!」
藤澤「あ、ごめんっ!笑」
ああ、もっと手足のしびれがひどくなってきた。
でも今日は今までずっと練習してきた曲をライブする日だからやらないと、
2人に嫌われちゃうよ。
ーライブー
『•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪、、』
やばい、うまく弾けない。なんでだよッ、
やだやだやだ、嫌われたくない嫌われたくないッ!!
大森「🎤〜、?」
ーライブ後楽屋にてー
若井「涼ちゃん、大丈夫?体調悪い?」
藤澤「えっ、なんで?」
大森「だって、今日音小さかったよ、」
冷めた声で言われた、
絶対嫌われちゃった。
藤澤「はぁ”ッ、はぁッ、ごめッ、」
僕は過呼吸になってた。
大森「涼ちゃんっ!!」
若井「涼ちゃんっ、息吸える?」
藤澤「はぁッ、ふッ、」
大森「涼ちゃん、落ち着いて、」(背中触)
やめて、触らないで、気持ち悪いッ。
藤澤「はぁ”ッ、さわらないでッ!!」
大森「っ、ごめんッ、」(離)
また言っちゃった、ごめんなさい元貴。
許して許してっ、、
藤澤「ごめんッ、泣」
若井「涼ちゃん、最近どうしたの?おかしいよ、」
大森「僕も思う、僕達仲間だよ?、なんでも言ってよ。」
藤澤「なにもないからッ!!だいじょうぶ、」
若井「…嘘つきっ、」
大森「っ!」
藤澤「なんなの、?!」
若井「最近おかしい、涼ちゃんじゃない」
涼ちゃんじゃないって何??うざい。うるさい、もうしゃべりかけてこないで!
藤澤「うるさい、喋りかけてこないでッ、」
若井「分かった、俺達涼ちゃんが心開くまで何も聞かないから。」
大森「若井っ、」
藤澤「っ、」(去)
やっぱりこんなこと言わなければ良かった、なんでこんなに不安感やイライラ感がするんだろう。
そう思いながらスマホを触った。Yahooを見てたらある話題が目に止まった。
藤澤「自律神経失調症…、?」
僕はその話題を押した。
『あなたは自律神経失調症?ネットで診断!』
藤澤「してみる..、?」
『あなたは急にイライラする?』
する。
『あなたは手足のしびれが酷い?』
はい、最近ずっとする。
『息苦しさがする?』
する、ついさっきした。
『頭痛やめまいがよくする?』
毎日する、もう慣れた。
『あなたは自律神経失調症の可能性大、病院に行きましょう。』
嘘。嘘でしょ。やだやだ、まだ30代なのに、?
嘘って言ってよ!!
2人にはどう言おう。あ、
若井が来た、
若井「涼ちゃん、練習しよう」
藤澤「あ、わかッ、?」
若井「…ん?」
藤澤「これぇっ!、」
僕はさっき診断した画面を若井に見せた。
若井「っ!」(スマホ取)
藤澤「…」
僕はもう泣く寸前、若井になんて言われるんだろう。
きもい?、ミセス辞めろ、?
若井「…、涼ちゃん、言ってくれてありがとう、よく言えましたっ、笑」(抱)
藤澤「っ、ふぇぐッ、うぁぁ”ぁ、泣」
若井「元貴にも言おっか、?」
藤澤「うんッ、自分で言うっ、泣」
若井「ん、えらいね、頑張れッ、」
ー戻ー
大森「涼ちゃんっ、」
藤澤「あのっ、僕ぅッ泣」
また泣いちゃった、僕最年長なのに、
藤澤「ごめん、なさいッ泣」
大森「謝らないで、?ゆっくりでいいから」
藤澤「これっ、みてっ、」
僕は若井に見せた画面を元貴に見せた。
大森「、ごめんねッ、泣」
藤澤「えっ、もときっ、?」
大森「俺ッ、涼ちゃんのこと支えられてなくてッ、ごめん、泣」
藤澤「僕もッ、中々言えなくてごめん、」
若井「とりあえず今日、病院にいこっか、」
藤澤「うん、ふたりもきて、、」
若井「勿論、行くよ笑」
ー病院ー
医者「あなたは、自律神経失調症です。」
藤澤「っ、」
医者「治す方法は、やっぱり休む事です。」
医者「お薬も出しときます。」
藤澤「にゅ、入院とかって、?」
医者「いつもの環境の所で休む事がいいので、入院は必要ないです」
藤澤「あっ、はい、」
医者「後、ストレスを無くすこともいいことですよ」
藤澤「はいっ、わかりました、、」
大森「涼ちゃん、俺たちが支えるからね」
それから辛い日々が始まった。
ミセスは活動休止して、2人は僕の事に専念してくれた。
薬は4粒もある。ストレスもあんまり無くすことができない。
2人共、ごめんね。
ー1年後ー
自律神経失調症と言われてから1年が経った。
自律神経失調症になると免疫力が低下して感染症にかかりやすい。
僕はなんらかの感染症にかかって今大変な状況、入院もしてる。
毎日点滴に繋がれてずっとベットの上。
個室だからずっと無音、気が狂いそう。
感染症は他の人に移す可能性があるから面会はなし。
若井と元貴に会えなくてもう半年。
最期ぐらい2人とお喋りしたい、おかしなことで笑いあいたい。
この病気がなかったら、今も僕は『アーティスト』として活動できていたのかもしれない。
藤澤「っ、はぁ゙ッ、はぁッ、」
過呼吸だ、ナースコール押さないとっ、!
‹ プープープー ›
視界が真っ暗、もう息もできない。
最期ぐらい、2人の顔見たかったなぁ。
『5月9日午前10時15分.死亡』
若井「っ涼ちゃん、泣」
大森「クソッ、!泣」
俺達(若井.元貴)は毎年5月9日に涼ちゃんの事を思い出す。
End.