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佐久間
イタリア
「……え?」 笑っていた顔が止まる。
「それ、冗談だよね?」
いつもの軽い空気が一瞬で消える。
「だってオレ、君が好きなのに。 ……他のやつのとこ行くの?」
声が震えてる。
「やだ。絶対やだ。 そんなの認められない」
半泣きなのに、抱き締める腕だけ異常に強い。
ドイツ
「…………そうか」 静か。
静かすぎて逆に怖い。
「相手は誰だ」 淡々と聞いてくる。
けど目が笑ってない。
「祝福しろと言うなら努力はする」
数秒沈黙。
「……だが、諦めるとは言っていない」
その一言が重い。
日本
「……ご結婚、ですか」 微笑む。
綺麗なくらい穏やかに。 でも湯呑みを持つ手が止まっている。
「お幸せに、と申し上げるべきなのでしょうね」
そう言ったあと、静かに視線を落とす。 「……どうしてその相手で、私は駄目だったのでしょう」
責める声じゃない。 だから余計に苦しい。
アメリカ
「HAHAHA!面白いジョークだな!」
笑う。 でも夢主が否定しないと、笑顔が消える。
「……本気?」 沈黙。
「そいつ、君をオレより幸せにできるのか?」
珍しく真っ直ぐ見てくる。
「まだ好きなのに諦めろとか、無理なんだけど」
完全に余裕喪失。
イギリス
「は?」 聞き返す。
「……誰と?」 低い。
名前を聞いた瞬間、舌打ち。
「っざけんな……」
机に肘をついて顔を覆う。
「お前さぁ、俺がどれだけ我慢してたと思ってんだよ……」
そのあと小さく、
「行くなよ」 って漏れる。
フランス
「へぇ」 笑う。
大人っぽく祝福する顔を作る。
「そっか。おめでとう」
でも指先だけが白くなるほど握られてる。 「……お兄さん、割と本気だったんだけどな」
冗談みたいに笑って、
「奪いに行ったら困る?」
と聞いてくる。 目が本気。
ロシア
「結婚?」
にこにこしてる。 怖い。
「へぇ……他の人と」 沈黙。
「君って、僕以外を選べるんだね」
笑顔のまま距離を詰めてくる。
「ねぇ、その人消えたら困る?」
圧が静かに狂ってる。
中国
「……は?」 珍しく笑わない。
「お前、本気あるか?」
腕を掴まれる。
「ずっと一緒にいたのに?」
怒ってるというより傷付いてる。
「今さら他の男のところ行く言うなある……」
引き止める声が切実。
ロマーノ
「……はぁ?」 最初は信じない。
「嘘だろ」
でも夢主が頷くと、一気に顔色が変わる。 「っ、ふざけんなよ……!」
怒鳴ったあと、黙る。
「……行くなよ」
必死に絞り出したみたいな声。
カナダ
「そっか……」 優しく笑う。
ちゃんと祝福しようとする。
「幸せになってね」
でもそのあと小さく、
「……僕じゃ駄目だった?」
って聞いてしまう。 引き留めたいのに強く出られない。
プロイセン
「は!?結婚!?」 大声。
「誰とだよ!?!?」
めちゃくちゃ動揺する。
「いや待て待て待て、整理させろ!」
髪をぐしゃぐしゃ掻いたあと、
「……俺、お前のこと好きなんだけど」
って急に真顔になる。 普段よりずっと必死。
スペイン
「……そっか」 困ったみたいに笑う。
「幸せになるんやで」
ちゃんと送り出そうとする。
でも玄関で呼び止める。
「最後に聞くけど」
振り向いた夢主を見て、
「ほんまに俺やなくてええの?」
笑ってるのに目だけ泣きそう。
ポルトガル
「結婚、な」 静かに繰り返す。
「……お前が決めたなら尊重する」
大人だ。 だからこそ苦しそう。
「でもな」 そこで初めて視線を合わせる。 「譲れるほど軽く好きだったわけやないから」
穏やかな声なのに、全然引く気がない。
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