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入学式
○○「なんて長い階段だったんだ、、、」
学校前の長い階段を勢いよく登りきったせいで春でも汗をかいてしまった。
時計を見てみると入学式までまだ1時間半もあり、校門である鳥居に腰を下ろした。
いつの間にか寝てしまっていた。
夢なのか現実なのかはっきりしないが目の前に空のような綺麗な瞳を持った少年がいた。
○○「誰、、、?」
?「お前こそ誰だよ」
彼の声で寝ぼけていた頭が急に回転し始めると同時に正気を取り戻した。
視点が合ってくると、彼の顔が自分の鼻に当たるぐらい近かったことに気がつく。
○○「ほ、本当に誰!?」
彼を突き飛ばし、距離を置く。
?「いたたたっ、何しやがるんだ!」
○○「あっ、すいません。びっくりしちゃっ て、、、」
彼は砂を払いながら立つ。座ってても分かるぐらい背が高かった。
?「お前、俺のこと知らねぇのか?」
○○「はい」
彼は「はぁ、、、」とため息をつきながら頭をガシガシかいた。
?「お前、呪術師じゃねぇのか?」
○○「呪術師ですけど」
?「俺のこと知らない呪術師はいねぇと思ってた笑」
私のことは小馬鹿にしたような顔で私を見下ろす。
?「教えてやるよ。俺は五条悟」
五条「特級呪術師だ。よろしくな」
少年は誇らしげに笑った。
特級呪術師のことはすこしだけ聞いたことがあった。
日本に特級呪術師は3人しか存在せず、そのうちの2人はまだ中学生だということ、もうひとつはその中学生の1人は無下限呪術で六眼持ちであること。
五条「お前の名前は?」
○○「○、○○ですけど、」
私の顔をじっと見てる。
あんまり見られると恥ずかしくなってきたので顔を逸らした。
彼の空のような瞳は吸い込まれそうで、、、。
五条「○○は今日入学?」
○○「はい。五条さんも?」
五条「あぁ、じゃあ同い年だしタメで」
○○「分かった」
五条さんと一緒に教室に行くと2人が既に席に着いていた。
1人は髪を後ろに結っている男の子。
もう1人はボブの女の子だった。
私たちは空いている席に座ったときに先生が入ってきた。
夜蛾「これからお前たちの担任をする夜蛾だ。よろしく頼む」
いかにも怖そうな先生なのに目は優しそうだったので安心した。
夜蛾「今日の入学式は以上だ」
みんなは・・・は?終わり?と言ってるような顔をしていた。
入学式?が終わりお昼時間になった。
私は五条さんを誘おうと話しかけようとしたら、ボブの女の子に手を掴まれた。
○○「へ?」
?「私硝子って言うの。女2人だし仲良くしよ」
○○「私○○。私も硝子ちゃんと仲良くなりたいな」
友達ってこんな感じで作るんだっけ?と思ったが心の奥にしまった。
硝子「なんか友達ってこんなノリで作るんだっけ?みたいな顔しないでよ」
○○「えっ、なんで分かったの」
硝子「顔見たらわかる」
ほっぺを膨らませて拗ねてる硝子ちゃん。
○○「一緒にご飯食べよ?」
そういうと硝子ちゃんは顔には出てないが嬉しそうにした。
硝子「屋上で食べよ〜」
硝子ちゃんは私の手を掴んだまま屋上に向かって歩き出した。
主です。
ノベル型は初めて書いたので違和感があるかもしれませんが広い心で見てくださいね^^
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