テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ロシアは床に落ちたパンケーキを無視し、ぐしゃぐしゃのシャツをかき合わせながらぶつぶつ言っていた。
「俺は……何もされてない……そうだ……これはただの冗談で、寝違えただけで……」
その時、シャツの肩がずるりと落ちた。
――見えた。
肩口、くっきりと歯型。
しかも、やけに丁寧なアーチ。
「……え?」
鏡を見る。
そこにはまぎれもない、誰かの噛み跡。
「……俺、食われた????」
呆然とするロシアの後ろから、軽いノリでアメリカが手を振って言った。
「あー、それ俺がつけたやつだよ。昨日、ついムラムラっと来て。えへ。」
「え へ 、じゃねぇよおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!💢💢💢💢💢」
部屋が爆発したかのような叫びが鳴り響く。
「何噛んでんだよ!?!?俺の肩を!?!?!?国家間の戦争だぞそれ!!!」
「いや~だってロシア、無防備に寝てたしさ。なんかこう、“噛んでくれ”って感じだったんだよね~?」
「俺の肩に念力でも宿ってたのかこの変態アメリカアアアア!!!!💢💢💢💢」
「ていうかさ、そのときちょっと耳たぶ触ったらビクッてしてさ、かわいかったわ~」
「どこまで触ってんだ貴様アアアアア!!!!!!!!!!」
(フランス「Oh……もはや犯罪……」)
アメリカはケロッとした顔で親指を立てた。
「ていうかさ、昨日のロシア、めっちゃ可愛かったよ。
もうちょっとで”アハン☆”って声出るとこだったし。」
「言うなあああああああああああああ!!!!!!」
ロシア、羞恥で爆発💥💥💥
もう怒りすぎて周囲に雪が降り始める。(※冷気)
「お前ら全員、粛清対象だァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!