涼架のモノを扱きながら、すでに限界まで膨れ上がった自分のモノを絡めるように押し付ける。
「ぁあ・・・っ、あぁっ・・ん!ひろ、の、熱い・・。」
準備してきてくれてるけど、流石にこんなのいきなり涼架の中に入れらんない。
「・・・一回出しとこう。」
すると、涼架が
「やぁっ、ひろとっ、ぼく、の、なかでっ。」
快感に翻弄されながらも、必死な様子に胸が締め付けられる。
「涼架。優しくさせてよ。」
首を横に振る涼架。何故そこまで?
この違和感、韓国行く前に感じたそれと似ている。
「・・・涼架。思ってること教えて?」
きっとまだ何か吐き出せてないことがある。
「っ・・・。」
「大丈夫。二人で乗り越えよう?」
優しく、あやす様に言うと、
「・・・・――――もん・・・。」
「え?」
「ひろとは、僕のだもんっ・・・。」
ギュッとしがみついてくる涼架は、小さく肩を震わせていた。
涼架がこの一週間どんな思いでいたのか
考えず、気づかず、能天気に仕事してた自分を殴りたい
だけど同じくらい
いや、正直それ以上に
自己主張なんて滅多にしない涼架が
俺を自分のものと言うことが嬉しくて仕方なかった
「うん。俺は涼架だけのものだよ。」
その瞬間、チリっと首元に軽い痛みが走る。
「えへへ。これは僕のものってあかしね。」
涼架は快楽か悲しみか分からない涙を流しながら笑顔で言った。
多分キスマークを付けたのだろう。
「可愛すぎて不安になる・・・。」
「ひろと?」
「涼架は?」
「え?」
「涼架は俺のものなの?」
「うん。全部、こころもからだも、ひろとのもの!」
「じゃあ俺もいっぱい涼架に証つけるね。」
「うれしい・・・。」
「・・・ゆっくり入れるからね?辛かったら言ってよ?」
「うん・・・。」
様子を見つつ、ゆっくりと入れていく。
「アッ・・、ゃ・・・ぁ・・・。」
流石に苦しそうなので、半分くらい入ったところでいったん落ち着くために止まった。
「ひろと・・・?」
「ん?」
「はいった・・・?」
「半分くらいかな。」
「はんぶん・・・。」
目を丸くする涼架に思わず笑ってしまった。
「笑わないでよ・・・。」
「ごめんごめん。でも、涼架の中よすぎてイキそうだからちょっと落ち着かせて。」
「はやく、きて?」
ウルウルとした瞳で見上げられ、危なくイキそうになった。
怖いわ・・・。この子怖いわ・・・。年上なのに可愛さが爆発してる。自分の破壊力気づいてないんだろうな。戦闘力53万はあるぞこれ。
「嫌だって言っても止められないからね?」
「うん・・・。」
激しく打ち付けるたびに、涼架の体が大きく跳ねる。
「はぅん! あんっ、あっ、んんっ! ふっ、あぁんっ!」
ところてんというのだろうか?俺の動きに合わせて涼架のものが蜜を滴らせていく。
「ひろと、手、にぎってっ。」
差し出された手を恋人繋ぎで握る。嬉しそうに微笑んだ涼架。その瞬間、涼架の奥で俺は達した。
「うっ・・・。」
「んぁあっ!」
同時に涼架も果てて、絶頂感に身体を震わせる。
「あったかいのきもちい・・・。」
うっとりと呟く涼架に、うっかり俺のはまた反応してしまい、この後涼架の意識が飛ぶまでしっかりやり続けたのは言うまでもない。っていうか、しょうがない。
次の日は二人とも一日オフだったのでゆっく寝ていたのだが、
「うわぁ・・・。」
隣から涼架の声が聞こえてきて目を覚ます。
「涼架・・・?」
「・・・やりすぎ・・・。」
見ると、涼架の上半身には無数の赤い跡がついていた。
「言ったじゃん。俺もいっぱい証付けるねって。」
「言った、けど、さぁ・・・。」
「初夜にあんな可愛い事言われたら張り切るに決まってるじゃん。」
「初夜って・・・。」
思い出して恥ずかしくなったのか、顔を赤くして小さくなる涼架。
「涼架。」
「ん?」
「愛してるよ。」
「!?」
驚いた表情をしたのち、まるで太陽のように涼架は笑った。
「僕も愛してる。」
二人で笑い合った。
ただ、幸せだと感じた。
【終】
本編は以上となります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この後【小話詰め合わせ】と
酔っぱらって爆笑しながら書いた♡なギャグが2本入ります。
お付き合いいただければ幸いです。
コメント
6件
完結お疲れ様です! 涼ちゃんが可愛すぎましたぁ いつもありがとうございます!
完結、ありがとうございました🙌 💛ちゃんが、💙は僕のだもん、、、が良すぎました🥹💕 この世界線の💙💛と♥️お母さんが大好きです🤭笑 新婚さんな💙💛もいつか見れたら、嬉しいです! 小話、楽しみにしてます! いつも素敵なお話、ありがとうございます🙇💕
本当に可愛くて脳が幸せになりました🫠戦闘力高いりょちゃん最高です😍