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男装女子がバレぬ様人を騙す
名前 天宮 紫桜(あまみや しお)
男装時 天宮 華秋(あまみや かき)
学年 1
入学式の日
はいはーい、今現在進行形で大忙しの紫桜ちゃんデース
え?なんで忙しいのかって?最初はさぁ寝坊だったのよ…でもさぁ?寝坊の上に伸し掛るようにやんちゃ者が来てさぁ…今はその対処中デース♪
紫桜)んもぅ!しつけぇよ!帰れよ!
慣れない男装…喧嘩は…元から好きでやってたから別に文句は無いけど…正直男装しなくてもいいかなって思ったけど…まぁ、念の為と言うやつだ
(なんで男装してまで風鈴高校に入ったかは後々)
紫桜)はぁ…(あっつ…それにいちばんきついのはサラシだわ…胸をぺったんこにするために包帯でって…あ”づい”…)
地面で伸びてる野郎共の頭を鷲掴みにして高校まで引き摺って連れていき校庭に投げ捨てて私は…「「僕」」になった
華秋)っし!
カツラを直してから後者の中に入ると…まぁ、綺麗(?)に荒れまくってた(綺麗なのか荒れてんのかわかんねぇな)
華秋)えーっと…ここか?
僕のクラスは1の1…クラスに入れば…なんか…髪の毛が長い人と染めているのか髪の毛が白と黒に分かれている人がサシでやり合ってた
華秋)…何してんの……
??)あ”?誰だテメェ
華秋)んぇっと…僕の方が普通に聞きたいんだけど……見ての通り…なの?サシでやり合ってんの?
??)当たりめぇだろ!こいつがいきなり吹っ掛けてきたんだよ!
華秋)えぇ…取り敢えず巻き添え喰らいたくないからちょっち大人しくしてろよ
ササッと移動し2人のサシを見届けていると突然放送が流れた
華秋)…(この人が…一さん?やっと見つけた…勝手に入ったりして不自然に思われたくないからこの歳まで我慢したけど…)
放送が流れたあと私は眼帯している人に放送室の場所を知らないか聞き放送室に向かって走った
華秋)(助けてくれた人にお礼言わなきゃ…)
放送室に向かっていると角で誰かとぶつかってしまい直ぐに謝って見上げると綺麗な白髪の人がいた
華秋)あ、すんませ_??)悪ぃ!怪我してねぇか?やべぇ~弟に怪我させちまったよ!
華秋)へ…?
キョトンとしていると白髪の人が手を差し出して「立てるか?ムリそうなら帰るか?それか見回りを辞めるか?校舎で待ってるか?」と物凄い心配してるのかだいぶパニクってた
華秋)け、怪我してないんで笑ていうかお礼言いに来たんです
??)お礼?
華秋)そっすね、えっと…す、少しだけ席を外してもらっていいですか…?
後ろにいた人に少しだけ席を外してもらい少し離れた所に連れていった
そして、その間に改めて一さんの名前をお聞きし私も自分の自己紹介をした
まぁ、もちろん華秋の名前だけど
一)んで…お礼って
華秋)あっと…妹が、一さんに助けられてお礼を言いたいって言ったんですよ
一)あ、マジ?
華秋)えっと…まぁ、だいたい2、3年前に妹が強姦されそうになった所を助けて貰って(いいえ違います被害者目の前にいますね妹じゃありません)
一)強姦…あぁ、あの公園の時のか…助けるのが遅くなって…なんつーか…もう脱がされてたし……すげぇ悔しいよ
華秋)それでも妹はすっごい感謝してます!挿入れられる前に助けて貰っただけでもスゲェ嬉しいって言ってますよ!
一)…そうか……笑まだ未熟な俺を感謝してくれてありがとうな、お前もお前の妹もな
華秋)!!
一さんは少し…なんというか…悔しそうと言うか…悲しそうな笑顔を見せながら私の頭を撫でた
目の前にその時の被害者がいるのに…この人は妹と言う名の私に感謝し…本来存在しない兄に感謝し…少し、心が苦しくなったが…お礼が言えて私は満足だった
華秋)えっと…なんつーか…マジでありがとうございました!
にぱっと笑って私はパパっと直ぐに逃げた
一)…え、あいつ犬?
柊)え、犬って誰なんすか
一)華秋
柊)…誰…
一)今年入ったばかりのやつ
柊)1組っすか?
一)だな
柊)犬かどうかは調べるんで気にしないで下さい
一)マジ?じゃ頼むわ
柊)(この人は!)