こんにちは!!!
昨日投稿できなくでごめんなさい!
体育祭の前日で練習してそのまま倒れたように寝てしまった_|\○_
てことで今回は龍馬さん視点書いてきます!
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陸が俺の過去について聞いてきた。
まぁ、、まだ、、言えないんよなぁと思って
完全には言わんかった。
陸が寝た後密かにベランダで煙草を吸った
あの頃の俺は、まだ17やった。
大阪の外れ、古い木造の家。
父親は朝から酒、母親は夜になると消える。
帰ってくると
母親は化粧の崩れた顔で、財布を俺に差し出す。
{これでええやろ、龍馬}
笑う声は、もう人の声やなかった。
俺は笑い返してた
腹の底では、何も感じへんようになった、
夜の街で生きる女の姿も、酔って殴る男の手も
どっちも同じぐらい、汚れて見えた。
高校なんて行かんでも生きられると思った
喧嘩は強かったし、顔もそこそこ使えた。
だからか、いつしか”使う側“になった。
女の甘い言葉に笑って、財布の中身を抜く
《かっこいい》って言われても何も感じへん
──全部、演技。
心を閉じて、金と酒と夜だけ見てた。
18になった頃、 家族と絶交し
ホストの世界に入った。
〖桐山 龍馬〗って名前も、その時つけた。
本名はもう、誰にも呼ばせなかった。
客はみんな寂しそうやった。
金持ちでも、綺麗でも、どっか壊れとった。
でも俺は、壊れた人間の扱い方を知っていた
【”好き”】って言葉で、みんな財布を開く_
それだけの、簡単な仕事や。
けど──
ひとりだけ違う人がいた。
30を過ぎた常連の女。
夜の街で笑いながら俺にタバコを教えてくれた
《人を利用するなら、最後まで優しくしてあげなさい》
その言葉が、なぜか心に刺さった。
その人が、ある日街から消えた_
遺されたのは、ライターと…黒い薔薇
《枯れないものが好きなの》
って笑ってた顔を、今でも忘れられへん
その翌日、俺はタトゥーを入れた。
【もう誰にも忘れられへんように】
あの人の花を、首筋に刻んだ。
痛みが走った時、初めて”生きてる”と思った
血の匂いとインクの感覚が、
心の底で これが俺やと教えてくれた。
それから俺は、
笑いながら人を遠ざける術ばかり覚えた。
ホストも辞め、
喧嘩で勝つこと、嘘をつくこと、
優しさを見せないこと。
“危ないお兄さん”
って 呼ばれるようになったのは
きっとその時からや__
でも本当は…
ずっと誰かに──見つけて欲しかった。
薔薇の下に隠れたまま、
【助けて】も【寂しい】も言えへんまま、
ただ夜を歩いてた。
──そして
ある雨の夜。
駅裏の路地裏で倒れてた、
1人のガキを拾った。
怯えた目でも、震えながら、
生きようとしてた。
あいつを始めてみた時、初めて見た。
(こいつは利用できん)って。
静かに煙を吐く。
今も首筋のバラが、時々疼く。
それは傷やない。
あの夜から続く
“約束の印”
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9話終わりでございます!
続きも楽しみにしててください!🤭
コメント
2件
過去が大公開されちゃいましたね…!!👀✨言葉の表現一つ一つが神すぎてもう…🥹あと投稿してないの気にしてないのでゆっくり休んでくださいねー!