ある静かな夜、天界と冥界の境界で、
光と闇の双子の姉弟、ネオとネロが
対峙していた。天界が輝く光で満ちている
一方、冥界の暗闇がネロの周囲を包む。
「ネロ、あなたはいつも不真面目ですね。
このままでは冥界も壊れてしまいますよ。」
ネオは真剣な表情で、弟を正そうとする。
「くだらないことを言うなよ、姉さん。
たまには自由に楽しむのも悪くないよ?」
ネロは闇の中で不敵な笑みを浮かべている。
「ですが、あなたのその楽しみは
他の存在を狂わせるだけです。」
ネオは強い意志を見せると、
両手を広げて光の裁きを準備した。
「私があなたを止めます!」
ネオの手から聖なる光が放たれ、周囲は
一瞬、眩いばかりの光に包まれた。ネロは
目を細め、まぶしさを堪えながら、ゆっくりと声を発した。
「そんなもん効かないけど?
闇は簡単には消えない。」
彼は暗闇の力を使い、
ゆっくりとネオに近づいていく。
「闇への誘い。」
ネロが指を鳴らすと、周囲の空気が
一変し、自身の周りに渦巻く闇が
ネオに向かって突進した。
「私…私には光がある!」
ネオは負けじと光で応戦しようとするが、
次第に闇に飲み込まれていく。
「暗闇に飲まれて光なんて
無意味だってことを教えてあげる。」
ネロの声が響く中、徐々に
ネオの聖なる光もぼやけてきた。
「くっ…やっぱり、天界を守るためには、
私があなたを倒さなければならない!」
ネオの意志は強いが、彼女の
心の中で迷いが生じ始める。
「もう一度、光を!」
ネオは全力で光の裁きを放つが、ネロの
深い闇の中にその光は埋もれてしまった。
「その程度じゃ俺には勝てないよ。」
ネロが手を差し伸べる。
「闇は冷たい、それを味わえ。」
闇の力がネオを包み込むと、彼女は
もがき苦しみながらも、でもネオは
抵抗し続けた。しかしその光も薄れ、
ついに立ち尽くすだけになった。
「ネロ、あなたが…勝つなんて…」
ネロは少しにやりと笑う。
「これで少しは反省するんじゃない?」
その瞬間、周囲が静まり返り、
ネロの勝利が確定した。
「俺が闇の救世主、ネロ!」
ネロは晴れやかな笑顔を浮かべ、
大地を踏みしめた。
この戦いによって、天界と冥界の
力関係が変わることは確実だった。
コメント
5件
闇対決したーい!(ダーク お前もう能力血液(ブラット)だろーが(主 だから俺が行くんだよ!(黒神 でた人間時代名ダーク(主