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tt「 jp 、 最近なんか変やで 」
ttにそう言われたのは 、 夜の通話中だった 。
jp「 えー ? そう ? 」
tt「 そうやって 。 なんか無理して笑っとる感じする 」
jp「 気のせいじゃない ? 」
いつも通りに返す 。
いつも通りに笑う 。
そうすれば 、 ttはそれ以上聞いてこない 。
… はずだった 。
tt「 なぁ 、 俺には話せへんの ? 」
その声は 、 いつもより少しだけ真剣だった 。
jpは黙り込んだ 。
話せるわけがない 。
だって 、 言ってしまったら今までみたいには
いられなくなる 。
jp「 … 別に 、 何もないって 」
tt「 … そっか 」
ttは 、 それ以上聞かなかった 。
その優しさが 、 苦しかった 。
本当は 、 聞いてほしかった 。
何度も気づいてほしかった 。
でも 、 気づかれたくなかった 。
矛盾している 。
自分でもわかっている 。
それでも 、 どうしようもなかった 。
jpは 、 ttのことが好きだった 。
友達として 、 なんて言葉では片づけられないぐらい 。
ttが笑えば嬉しかった 。
ttが楽しそうに誰かと話していれば 、
少しだけ寂しかった 。
ttから連絡が来ない夜は 、 何度もスマホを確認した 。
でもそんな自分を知られたら 、 きっと気持ち悪がられる
今までの関係に戻れなくなる 。
だから 、 ずっと隠していた 。
好きだという気持ちも 。
嫌われるのが怖いという気持ちも 。
全部 。
──────────
ある日 、 ttからメッセージが届いた 。
tt『 最近忙しいん ? 』
jpはすぐに返信した 。
jp『 まぁね ! 』
本当は 、 何も忙しくなかった 。
ただ 、 ttと話すのが怖かった 。
優しくされるたびに期待してしまうから 。
期待されるたびに 、 苦しくなる 。
tt『 そっか 。 無理すんなよ 』
たったそれだけの言葉 。
それなのに 、 jpはスマホを握りしめた 。
jp「 … 優しくしないでよ 」
誰もいない部屋で呟く 。
jp「 … 好きになっちゃうじゃん 」
もう 、 とっくに好きだった 。
今更遅いのに 。
──────────
数日後 。
ttから電話がかかってきた 。
迷った末に 、 jpは通話に出た 。
tt『 もしもし ? 』
jp「 … もしもし 」
tt『 なぁ 、 jp 』
jp「 ん ? 」
tt『 俺 、 なんかした ? 』
心臓が跳ねた 。
jp「 … え ? 」
tt『 最近 、 避けられとる気がして 』
jp「 そんなことないよ ! 」
思ったより大きな声が出た 。
ttが黙る 。
jp「 … ごめん 」
jpは声を落とした 。
jp「 何もしてないよ 。 ttは 、 何も悪くない 」
tt『 じゃあ 、 なんで ? 』
答えられなかった 。
好きだから 。
好きすぎて 、 怖いから 。
いつか嫌われるくらいなら 、
今のうちに距離を置いたほうがいいと思ったから 。
でも 、 本当は離れたくなんかなかった 。
tt『 … なぁ 、 jp 』
jp「 … うん 」
tt『 俺 、 お前に嫌われたん ? 』
その言葉を聞いた瞬間 、 jpは息を飲んだ 。
違う 。
違う 、 違う 。
嫌いになんて 、 なれるわけがない 。
jp「 … 違うよ 」
震える声で答える 。
jp「 俺が 、 ttを嫌いになるわけないじゃん 」
tt『 … なら 、 なんで離れようとするん ? 』
jpは唇を噛んだ 。
もう 、 隠せなかった 。
jp「 … 嫌われるのが怖いんだよ 」
tt『 え ? 』
jp「 俺 、 ttに嫌われたくない 」
言葉が溢れた 。
jp「 ずっと一緒にいたいし 、 ずっと仲良くしてたい 。 」
jp「 でも … 」
声が詰まる 。
jp「 … このまま一緒にいたら 、 いつか全部バレるから 」
tt『 … 何が ? 』
jpは 、 目を閉じた 。
そして 、 小さく呟いた 。
jp「 … 好きなんだよ 」
沈黙 。
何秒経ったのかわからなかった 。
ttの返事が怖くて 、 スマホを持つ手が震えた 。
やっぱり 、 言わなければよかった 。
今すぐ謝ろう 。
冗談だって言おう 。
そう思った瞬間 。
tt『 … なんで 、 言ってくれへんかったん 』
jp「 … え ? 」
tt『 俺 、 ずっと … お前が何考えとるかわからんくて 』
tt『 寂しかったんやで 』
jpは 、 何も言えなかった 。
tt『 嫌われたんかと思った 』
jp「 … ごめん 」
tt『 謝らんでええよ 』
ttの声が 、 少し震えていた
tt『 … 俺も 、 お前と離れたくない 』
その言葉に 、 jpの目から涙がこぼれた 。
でも 。
それが恋愛としての意味なのか 、
友達としての意味なのか 。
聞く勇気はなかった 。
jp「 … そっか 」
それだけしか言えなかった 。
ttも 、 それ以上は何も言わなかった 。
二人の間に 、 長い沈黙が流れる 。
通話は 、 まだ繋がっている 。
それだけが 、 今のjpを安心させていた 。
jp「 … tt 」
tt『 ん ? 』
jp「 … 電話 、 切らないで 」
tt『 … うん 』
jp「 もうちょっとだけ 、 このままでいて 」
tt『 … ええよ 』
jpは目を閉じた 。
いつか 、 嫌われるかもしれない 。
いつか 、 この関係が壊れるかもしれない 。
それでも今だけはこの声を 、 聞いていたかった 。
──────────
お前が俺を嫌いになる前に 。
自分から離れようとしたくせに 。
本当は 、 ずっと 。
お前に引き止めてほしかった 。
──────────
完
きらくる
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