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『風鈴』
親戚のおじいちゃんの家に泊まりに来ている。
そこの縁側には風鈴が一つあった。
ある日のこと。
私が縁側で休んでいると、風もないのに風鈴が「チリン。チリン」となった。
不思議に思っていたが、あまり気にしていなかった。
その夜にニュースで、近所の人が二人亡くなった。
原因は不明らしい。
次の日、縁側で風鈴の音色を聞いた。
「チリン。チリン。チリン」
解説 下にスクロール
解説
風もないのに風鈴がなった。「チリン。チリン」と、2回。その夜、二人が亡くなった。風鈴の音色の回数は今日、亡くなる人の数と等しいのだ。これは偶然だろうか。
この風鈴の音色は悪魔の囁きだったのかもしれない。