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゛愛を愛して愛され愛す_゛
1話[赤イ糸]
いつもと同じ道。挨拶が聞こえる登校道…1人で歩く私。隣には誰も居ない
[ねぇしってる?えとさんって元ヤンだって]
[なぁえとってよ親がヤベェらしいぜ]
廻も葉もない噂に惑わされいつからか私の隣には誰もいなくなった。そして誰も近づこうとはしてくれなかった。
[今日は転校生が来るぞ]
ざわざわしだす教室。べつに今更転校生なんてどうでもいい。どうせまた噂を聞き私から去ってゆく。
[入ってきてくれ]
[こんにちは。ゆあんっていいます]
女子から色んな声が聞こえてくる。
[隣、よろしくね]
[あ、よろしく]
隣だったのか。先生の話を聞いていなかった。愚痴愚痴と後や前、横からも聞こえてくる。耳を塞ごうとしても手が動かずそのまま。どうせ放っておけばいいもの。なれてる。慣れてるはずだけどやはり悲しくはなるもの。
[はぁ、]
ため息が漏れてしまった。転校生の顔を見るととても笑顔だった。するとがっと手を両手でつかまれた。
[みつけた、赤い糸で繋がってる人を_]
[は?]
意味がわからない。頭が混乱している。すぐに冷静になれ。…こんな事よくあった。罰ゲーム、面白半分で言ってくるやつ…噂を聞けば皆自然と距離を置いていく。そういう運命
[好き]
[へぇ]
それからは猛アプローチだった。でも興味がないので全て振ってきた。
[好き]
[嫌い]
[好き!]
[好きじゃない_]