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「いたぞ！！」
短剣を片手に持った作業員たちに取り囲まれた私達。アッシュが反撃態勢に入ったその時。
「待ってください！その2人に危害を加えてはいけません！」
「え！？」
驚きの声を上げたのは、その声の主に見覚えがあったからだ。
「クレイ牧師……」
その後、クレイ牧師はこの船の主は自分なのだと私達に説明した。不審がっている作業員には私達2人のことをサプライズ好きの友人だと言いくるめ、私達を船の中の客室へと案内した。
私達はクレイ牧師に助けられた。
それは事実だけど、クレイ牧師の行動の目的が分からずに警戒を解かない私達に向かってクレイ牧師は、深く頭を下げた。
「もうすぐ出航と聞いてまともに説明ができないまま、船員たちにあなたがたを探してもらったんです。……港の貨物が置いてあった場所にこれが落ちてい＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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