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春の訪れと憂鬱

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春の訪れと憂鬱

1 - ???

♥

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2023年02月18日

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春の訪れ

年度末であるこの季節

いつもこの季節は憂鬱だ


僕は高校2年生

今年の卒業生のために、式場の準備やら歌の練習をしなくてはならない

先輩を敬わなくてはならないけれど、ハッキリ言えばめんどくさい




「…..春なんて来なければいいのに」





いつの間にか学校の桜も満開になり、卒業式も終わっている

もう春休み



先程からクラスLINEの通知がうるさい

今日は2023年3月31日、そして22時

あと2時間後には3年生、にしてもだ、


…ああ、そういえば留年が決まったのがいたんだっけ


自分で言うのもなんだが、僕は結構真面目な生徒だったので今年もいつも通り進級できるらしい


LINEでの会話が終わりそうな雰囲気があったので、流石に何も言わないのはどうかと思い、一言


“来年もよろしくお願いします”


と、送っておく

直ぐにたくさんの既読がつき、みんなが返信してくれる

今年は良い人たちに恵まれたのではないかと思う


まあ、返信するほどの気力もないので、適当にリアクションをつけておいた

ほんと便利だな、この機能


そんな風に考えながら、目を閉じる


今抱えている悩みが明日には解決していればいいのにな


そうして僕は、眠りに落ちていく


____


ふと目が覚めた

部屋はまだ暗いままだ


時計を見ると2時34分

まだ全然深夜


目を覚ましたのは自分だと言うのに、眠りを遮られた気がして、何故か少し腹が立つ


何となく気になり、スマホを手に取った

電源をつけると、強い光が目を刺すと同時に、いつものロック画面、そして日付とクラスLINEの通知が表示される

通知は2時間前のもの、何やってんだよ、年越しじゃないんだから


LINEを開き、確認する


いや、しようとした



“メンバーがいません”



グループ名のところにこの文章が表示されていた

会話の内容は文字化けしていて読めたものじゃない



ため息をつき、LINEを閉じる


もう一度寝ようとした時に、ふと日付が目に止まる



“2023年4月1日”



いつも通りの4月1日

何も変わらない4月1日


西暦だって昨日と同じ



なのに何故か───…



____


始業式の日

校庭で校長先生の話をきき、普通はお楽しみのはずのクラス発表

僕も自分のクラスを確認するために教室へ向かう





…───2年生の教室に









張り出されているクラス表を見て、大きくため息をつく



だから春は憂鬱なんだ






























“2年×組  ██ ██”

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