大変だった。昨日は。
親に怒られると思ったら何も言われなかった。
休んだ。その一言を言って帰ってきた言葉は
そっか。たまには休憩も必要よね。
母からの言葉だ。なんとも優しい言葉だろうか。
思春期に入って反抗する時期なのにこんな優しさには逆らえない。
今日、また通常通りに朝食を食べて制服を着る。
今日は間に合った。靴を履いて出る準備ができたところで。インターホンが鳴った
そのまま出たら驚かれてしまったことを覚えている。
驚かせることに成功してニンマリしていると
「そんなにニンマリしてんじゃねーよ」
『だって、驚き方がさ』
そう笑いながら歩いていた。
驚き方はこうだ、まずドアを開けると大きな声で
うわ”!!!!!!!! と短い言葉で大きく言われた。
さすがに耳に来た。そしてまた扉を閉めた。
なんでだよ。と思いもう一度扉を開けると顔を真っ赤にした君がしゃがんでた。
そんなに驚くことか?と思って隣でしゃがむとまた驚かれた
『どうしたのさ』
声をかけても大丈夫だけ
まあ仕方ないか、早く行かなければ遅刻してしまう。
『早く行こ』
徐に手を繋いで走った
「うおっ、ちょっと待てって」
『遅れちゃうよ』
「わ、わかったから」
そのまま走らせて何とか間に合った。
でも本当にギリギリ危なかった
「じゃ、ここで」
『うん』
別クラスだった、忘れてた
放課後 誰もが部活動に時間を費やす時間
僕たちはなんの部活にも入っていないから、そのまま帰ろう。
「よっ!駿! 帰ろうぜ!」
誰もいない教室に響き渡る聞きなれた声
『うん、帰ろう』
放課後は2人で何かをするのに費やす時間になりつつある。
今日はここまでにしよう。
片思いかもしれないけど
好きだよ。
陽。
いつか、伝えれたらいいな
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