テラーノベル
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「‥‥っ‥‥あぁっ!‥‥んぁっ‥‥」
「小柳っ‥‥」
俺達は嫌なものから目を背けるように今日も体を重ねている
ローレンさんから与えられるものは気持ち良い
それにしがみ付くように溺れていった
「小柳‥‥明日も会えんだろ?」
「‥‥明日は‥‥」
熱い眼差しのローレンさん
その視線に頷きたくなる
でも‥‥
「明日は‥‥無理かも」
「何で?‥‥連絡きそう?」
「‥‥まだわからない」
そう言う俺に優しくキスをしてくれる
この時間がずっと続けば良いのに‥‥
その時部屋に電子音が鳴り響く
俺のスマホだ
俺はローレンさんと見つめ合っていたが、ゆっくりとローレンさんの体から離れた
そしてベッドの下に落ちている自分の服のポケットから手を伸ばしてスマホを取り出す
スマホの画面
そこにはやはり葛葉さんの名前‥‥
時間は深夜1時を回っている
こんな時間に連絡をしてくるのは葛葉さんしかいない
俺からの着信には絶対出ろよ
そう言われていた
切れる気配のない着信に俺は指をスライドさせる
「‥‥はい」
『寝てたの?』
「‥‥はい、すいません」
『明日‥‥ってか今日の午後、うち来て』
「えっ‥‥」
『何だよ今更、いつもの事だろ?』
葛葉さんと話していると急にローレンさんがピタリと背中にくっ付いた
そしてそのまま抵抗出来ない俺の体を前屈させるとローレンさんが俺の中に入って来る
「っ!!‥‥ぁ‥‥」
『‥‥あ?』
「いえっ!‥‥わ、わかりました!」
『‥‥なに?なんかしてんのお前』
「‥‥‥‥!」
ローレンさんがゆっくりと動き、俺の弱点を突き始めた
俺はスマホを口元から外し、顔をシーツに埋める
「‥‥っ、やめっ‥‥」
「‥‥嫌だ」
『小柳‥‥小柳?‥‥誰かいんの?』
スマホから漏れ聞こえる葛葉さんの声に、俺は慌てて口元を押さえながら耳にスマホを充てた
「‥‥っ‥‥すいません、寝ぼけてて」
『‥‥ふーん、まぁ、良いけど』
「明日午後行きますから」
『絶対来いよ』
「ぅ、あ‥‥はい」
俺はその返事をギリギリ返すとスマホを切った
「ちょっ、ロレさんっ!」
「今は俺と居る時間なのに」
「そんな事言ったっ‥‥あぁっ!やっ‥‥あぁっ!!」
「‥‥ごめん、嫉妬しちゃったかも」
ローレンさんは俺の握っていたスマホを床に捨てた
そしてまたシーツの波に飲まれていく
沈みゆく意識の中
葛葉さんの言葉が胸に引っかかる
『絶対来いよ』
そんな事言われなくても行くに決まってる
俺はあなたには逆らえないのだから
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コメント
5件
うわっ……この第9話、めっちゃ苦しくてドキドキしたわ。小柳くん、ローレンさんと葛葉さんの間で板挟みになってる感じが生々しい。スマホ片手にあれされながら葛葉さんと電話してるところとか、心臓バクバクした。ローレンさんの「嫉妬しちゃったかも」ってセリフ、独占欲と甘さが混ざってて刺さるな……。続きどうなるんだろ、もう気になって仕方ない🔥
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