テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
見送る出久の背が、物悲しそうにみえた。
会話もこの数日間の様子と変わらない、が…
うっすらと感じる空元気。
そして聞こえてきた…
「幸せだったんだろうな…」の声…
個性の喪失で、出久の精神を病んでいることは、察していた。
だからって、
今の俺に個性に変わる何かを与えられる訳がない。
…死なねェよな…?
フッと頭をよぎった。
俺が何か言える立場じゃない事は、1番俺自身がよく分かってる。
でも…まさか、
まさか…な?
経過もよく、来週退院が決まった。
良かった。
良かったはずなのに、心がぽっかりしてて…
まだ僕が僕を制御できない。
これで帰って、大丈夫なのかな…?