テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
み

エーミール愛されです。
※転生ものです。
※私がにやにやするための文章をAIに手伝ってもらいながらつくっています。
※某ゲーム実況者様のお名前をお借りしております。
ご本人様にご迷惑のかかりませんようご配慮お願いいたします。
『無能と蔑まれ隣国に送られた私、実は現代知識の天才教授だった件 〜帝国の怪物たちが離してくれません〜』
ー第四章 煌めく世界ー
翌日。
朝の検診に訪れたしんぺい神は、エーミールの顔を覗き込み、釘を刺した。
sn「昨日も言ったけどずっと書庫で座りっぱなしはダメやからね?」
em「(……はい)」
sn「無理はあかんけど、毎日必ず太陽の光を浴びること。わかった?」
しんぺい神の『書庫禁止令』はなんとか免れたものの、『日光浴』という条件がついた。
エーミールが大人しく頷くのを見計らったかのように、扉が勢いよく開いた。
kn「エミさん! おはよー! 迎えにきたでー」
ut「おはようさん、今日はええ天気やで」
sn「ちょうどいいところにきた」
しんぺい神が二人を振り返り、室内へ迎え入れる。
sn「二人とも、変なところへ連れていったら……わかってるよね?」
kn「おう! 任せとけって!」
鬱先生が、座っているエーミールの細い腕を、優しく引き寄せた。
ut「ほな行こか、エミさん。外は気持ちええで」
一歩外へ出ると、抜けるような青空と、手入れの行き届いた広大な庭園が広がっていた。
石造りの城壁に囲まれているとはいえ、そこには豊かな自然が凝縮されている。
kn「エミさん! あっちに見える高い塔が第一演習場や。あっこには近づかん方がええで、たまに爆発音がうるさいからな!」
em「(ばくはつ……?)」
ut「ゾムとかが暴れとるからね。で、こっちの低い建物が調理場。あっこは魔術研究室やね」
案内されながら歩く中庭は、新しい発見の連続だった。
足元に咲く初めて見る花を珍しそうに眺めていると、前方から軽快な足音が響く。
zm「はよー」
kn「おーゾムやん! 今戻りか!」
zm「せやねん、ひと仕事終えてな……お、エミさんやん」
ゾムは少し腰を屈め、エーミールの顔を間近で覗き込むように目線を合わせた。
em「(……ぞむさん、お…はよう)」
zm「ん! 顔色ようなったなー! なあ、今からどこ行くん?」
em「(この、あとは…)」
zm「もしや飯かっ!? ちょうど腹減ってん! 一緒に行こうや!俺が美味いもん選んだるわ!」
食い気味に距離を詰めるゾムに、鬱先生とコネシマが即座に割り込み、エーミールを背中に隠した。
ut「おー…ちょいまてぇーゾム、エミさんはまだガッツリ食えへんぞ?」
zm「えー? 飯食わんと元気出んやろ!」
kn「せやけどな、お前…… あ…ゾム、あっちに腹すかせた二人組がおるで!」
コネシマが指差した先には、チーノとシャオロンが歩いてくるのが見えた。
ci「え!? なにっ!? ……嫌な予感しかせぇへん!」
sho「……逃げるか、チーノ」
zm「お!チーノ、シャオロン! 飯行くぞ!」
sho「い、いや……今食ってきたんですけど! 」
zm「何言うてんねん! おかわり行くぞ!」
ゾムは逃げ出そうとしていた二人の首根っこを、捕まええ、 絶叫する二人を軽々と引きずっていった。
嵐のような去り際に呆気に取られていると、不意に鬱先生がエーミールの顔を覗き込んだ。
ut「エミさん……もしかして、目、見づらい?」
エーミールは図星を突かれたように、ぱちぱちと瞬きをした。
em「(……すこし、だけ)」
唇の動きを読み取った鬱先生が、「やっぱりな」と呟きながら眉を下げる。
ut「……さっき遠く見るとき目細めてたもんな」
kn「はよ、言わんかい!! 不便やったやろ! 俺らに遠慮なんかしたって、ええこと一つもないんやから」
ut「……たしか、エミさん、眼鏡もっとらんかった?」
その問いに、エーミールがおずおずと取り出したのは、フレームが歪み、レンズも片方が粉々に砕け散った眼鏡だった。
kn「あーあ、こりゃひどいな。……でもフレームはどうにかなりそうやな…」
ut「問題はレンズの方やな…」
二人の言葉を聞きながら、エーミールは何かを思い出したかのように、落ちていた小枝で地面にスラスラと数式を書き出していく。
その瞳に宿った知的な光に、鬱先生はニヤリと笑った。
ut「エミさん、行きたいとこあるんやけど、もう少し散歩付き合ってくれへん?」
鬱先生に連れられ、たどり着いたのは地下深く、熱気と金属の匂いが立ち込める魔導工房。
扉を開けると煤まみれの革エプロンをつけた老職人が不機嫌そうに鼻を鳴らした。
老職人「こんなところに、なんの用だ……ってコネシマに鬱じゃねえか」
ut「おーおっちゃん、ちょっと眼鏡つくってほしいねん」
老職人「眼鏡ぇ? んなもん、この中からマシに見えるもん、選ぶしかねえぞ」
老職人は棚から、埃の被ったレンズ入りの木箱を取り出し、三人の目の前にドンと置くと、作業に戻ろうとする。
ut「ちょい!待ってや、おっちゃん……これ見てくれへん?」
鬱先生がエーミールの壊れた眼鏡を差し出した瞬間、老職人の空気が変わった。
老職人「……なんだこりゃあ… この薄さで歪みがねぇ、信じられねぇな……これ、どうやって……」
em「(が…らす、つかう)」
kn「おやじ、ガラス使うんやって。エミさんがそう言うてるわ」
老職人「あ?…ガラス?水晶じゃなくてか?」
エーミールは 床に転がっていた木炭を拾い上げ、工房の白い壁におもむろに『C』の形を等間隔で描き始めた。
kn「……エミさん?」
老職人「おいおい、坊主……何してんだ?」
描き終わると鬱先生の袖を引っ張り、壁から五メートル程離れた位置に立たせた。
ut「え、あ、俺? 実験台?」
em「(……これ、どこ、あいてる?)」
エーミールが一番小さな『C』を指さすと、鬱先生は目を細める。
ut「……右、かなぁ? いや、下か?」
em「(…これは?)」
ut「あー…それはわからへんわ。ぼやけてもうて何も見えん」
エーミールは机に戻ると、手帳に数式と図解を書き殴っていく。
それを見ていた老職人の目が、次第に見開かれていく。
老職人「……おいおい……これ……レンズの厚さと曲線の角度か……!」
エーミールは勢いよく顔を上げると期待に満ちた目で力強く頷く。
老職人「おう、おう……おもしれえ……! 坊主、この通りに作ればいいんだな!?」
kn「あのCの隙間を見るやつで、自分に合うレンズがわかるってことか…?」
老職人「……おいおい……! 鬱、コネシマ!ぼーっとしてんじゃねぇ!はよ準備せえ!」
ut「え、俺らも手伝うん!? おっちゃん俺のも絶対作ってや!?」
そこから、エーミールの『お散歩時間』は、地下工房での熱い実験時間へと変わっていった。
老職人「……くそっ、また割れちまった! この薄さが限界だぞ、これ!」
em「(がらす、つよさ、た…りない?)」
エーミールは瞳をキラキラと輝かせながら、老職人と議論を交わし、 自分の知識が形になっていく熱の心地よさを感じていた。
kn「エミさん、おもろいか?」
不意に声をかけられ、エーミールはコネシマを見上げて小さく頷いた。
kn「ははっ、なんやその顔。真っ黒やんけ」
コネシマは「じっとしてろよ」と笑うと、大きな手のひらで汚れた頬や鼻先を丁寧に煤を払う。
kn「よし…あんまり無理すんなよ? 倒れたら、俺らがしんぺい神に殺されるからな」
そう言って、コネシマはエーミールの頭をわしわしと、力任せながらも優しい手つきで撫で回した。
一週間後_
老職人「坊主、つけてみろ。……俺の人生で最高の傑作だ」
丁寧に直された銀色の細いフレーム。
エーミールが震える手でそれを耳に掛ける。
em(……っ……!)
スウ、と視界が拓けた。
感激に瞳を潤ませ、何度も瞬きをするエーミール。
その瞬間、二人の怪物から一切の喧騒が消えた。
新たに加わった銀縁の眼鏡は、エーミールの持つ理知的で冷徹なまでの美しさを、これでもかと強調していたのだった。
kn 「……おい、これは大事件やな…」
ut「……せやな、これは、隠しておいたほうがええんちゃうか」
二人の声は低く、可愛さに悶絶する段階を通り越し、事態の深刻さを悟った軍人の顔になっている。
真顔で詰め寄る二人に、エーミールが眼鏡の位置を直しながら「?」と首を傾げたその時、工房の扉が重苦しく開いた。
sn「……みーつけた」
そこに立っていたのは、どんな軍人よりも恐ろしい微笑を湛えたしんぺい神だった。
sn「エミさん …こんなとこ日光浴?……それに二人とも。僕の大事な患者をこんなところに連れ込んで、何してたんかなぁ……?」
コネシマと鬱先生の背筋に冷たいものが走る。
だが、エーミールは完成の喜びに溢れたまま、しんぺい神に駆け寄ると、その袖をくい、と引っ張った。
em「(しんぺい…さん)」
エーミールは、しんぺい神の手をそっと取ると、自分の眼鏡を指差し、彼を見つめた。
em「(…おなじ、つくる、いつも、お…れい)」
『いつものお礼』――その、あまりに無垢で献身的な言葉に、しんぺい神の毒気が一瞬で霧散した。
彼は目元を押さえ、天を仰ぎ小さく呟く。
sn「…………。……あーもう。これやから放っておけへんのや」
しんぺい神は観念したように「ありがとな」とエーミールの頭を撫で、横で固まっている二人に冷たい視線を送る。
sn「二人とも、後でお説教やからね?」
二人の怪物は、絶望と、微かな満足感を覚えて天を仰いだ。
こうしてエーミールは、時折老職人の元を訪れては、新しい発明品を生み出し、城の怪物たちをますます骨抜きにしていくのだった。
コメント
3件
待ってましたーー!!!! これはもうおじいちゃん最高ですねもう優しすぎますねこれはー🫠 これが完結するまでは私生きていますわね🙄

物語全て見ました!表現の仕方が豊かで分かりやすく、emさんの可愛さ、しんぺいさんの心配、コネシマの明るさ、鬱先生の面倒見の良さや相手のことをしっかり見ているところがしっかり伝わってくるものでした!また新しい物語が出たら見に来ます!!

まじ神作すぎでしょ