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コメント
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「馨さん！！」
「あぁ、四季君お疲れ様」
練馬区の偵察隊は今日も賑やかである。とは言っても原因は一ノ瀬四季ただ1人。
犬に負けて劣らずのと言っても過言ではないほどの人懐っこさと、元気。それでいて素直。
世界にこんな純粋な子が存在したのか…と馨は今日も思う。
「チッ…ウルセェ」
「真澄隊長！任務終わったぜ！！」
学生だった四季もいつの間にか成長して今では立派な鬼機関の隊員の1人である。
そんな四季は一定の隊に席を置いている訳ではなく、応援があれば駆けつけると言った役割を命じられている。
但し、書類上では四季は一応練馬区の偵察隊ということになっている。その原因は四季が何でも屋(命名:一ノ瀬四季)になったのを知った真澄が四季の書類を書くにあたって暫し悩んだ結果名目上は偵察隊に入れておくこととなった。
ついでにそんなややこしい役職になった四季に一発蹴りを入れていた。
なので応援や任務が終わった四季が帰るところは練馬区となっている。
閑話休題
今四季は任務が終わって無事に帰ってきたことを嬉しそうに真澄に報告している。
馨は瞬き一つせずその光景を目に焼き付けている。
四季君…やっぱり真澄隊長のこと好きだよね！？もうこれ好きというか大好きでしょ…
四季君真澄隊長が来たらめちゃくちゃ喜んでたじゃん…真澄隊長も四季君が来てくれて少しだけ喜んでいるし…
両思いでしょ…
いつ結婚するんだろう。ご祝儀いくらがいいかな…
っていうか今口座どれぐらい入っていたっけ。
あ〜待って待って四季君が可愛い！！
アホ毛がぴょこぴょこしてるし、意思持って動いてるでしょあの毛可愛いなぁ…
っていうか四季君の隊服にお金入れたい…息しているだけで可愛いってなんだろう、正義でしかないでしょ、もう…如何わしいお店みたいに捩じ込みたい…
四季君と真澄隊長に課金したい…
これが間近で見れるなんて役得すぎないかな…あぁ…もう本当に尊い…
涼しい顔をしながらも脳内でそんな事をずっと1人で呟いている馨。
要するに並木度馨は淀川真澄と一ノ瀬四季のカップリング厨なのだ。
詳しく言えば、一ノ瀬四季推しで四季受けの古参オタクである。そして重度のますしき推し。
もちろんそれを外部に出す気は無いし、出すはずもない。
笑顔で2人を見つめているけれども、その目は既にフィルターがめちゃくちゃにかかっている。
そんなことも知らずに四季は、真澄隊長、真澄隊長！と小声で呼んだ。
またか…と少し呆れを含めながら真澄は四季と共に馨から少し離れる。屈んだ四季が真澄の耳元で小さく囁いた。
「ま、真澄隊長！今日も並木度さんがカッコ良くてどうしよう…」
「俺顔赤くないかな…///」
「チッ…いつもと変わんねぇアホ面だ、安心しやがれ」
真澄の遠回しどころではない、嫌味の入った慰めのような言葉に四季は胸を撫で下ろした。
「良かった〜」
隊長に寄せてた体を離して二へと笑った四季の顔を馨は見逃さなかった。
いやいやいやいや待って、待って…近くない！？2人近くない？頬にキスでもするのかな？四季君は？可愛い…
しかも四季君耳ちょっと赤くない？照れてるの？そんなに近付いたら照れちゃうでしょ！でも押せ押せな四季君も可愛い…
真澄隊長は距離感が近いことに呆れてるんだろうけれども、既に熟年夫婦感出ててるよ！良いよ良いよ
え…ほんと2人して何話してんだろうか…可愛い
ってか何あの笑顔プライスレス…誰か神絵師が描いてほしい、良い値で買い取らせてもらいたい、そして額縁に飾りたい…
四季君なんであんなに可愛いのかな…
顔寄せる
紅らむ頬は
愛おしく
課金制度は
無いかと嘆く 並木度馨
と一句を詠んでしまう程に馨は四季からの好意に気付く気配もない。
果たして四季の恋は実るのか…
馨はいつか四季の気持ちに気付くのだろうか…
設定
並木度馨
一ノ瀬四季の古参オタク(重症)日々の激務に追われる並木度さんを心配した学生時代の四季。その瞬間に並木度さんは四季が女神だと確信した。真澄隊長の四季君への暴言のような言葉は照れ隠しだと思っている。
四季君が自分に好意を持っているとは1ミクロンも思っていない。四季君と真澄隊長が結婚するのはいつかな〜と常々考えている。決まった際に自分がするスピーチの言葉は既に何種類か存在している。(結婚しないし、スピーチもしない)
一ノ瀬四季
並木度さんのことは元々冷静でカッコいい大人だなと思っていたが、並木度さんが激務で疲れていた時に並木度さんの少し荒れた部分を知ってギャップ萌えというか刺さった。羅刹に戻ってからはドキドキがなんだろうとグルグル考えていたが、漣とロクロの会話を見ていて「あ、これ…恋だ…」ってなった
淀川真澄
面倒くさいからと四季君を偵察隊に入れたのは間違いだったんじゃないかと薄々思っている。っていうか、四季君と一緒にいるとゾワッとする、正体は並木度さんだとは未だ知らない。四季君の良き相談相手。四季君の砂糖よりも甘い純粋すぎる思いを毎回聞くたびに甘すぎて口から砂糖が出るんじゃないかと思っている。
無蛇野無人
四季君が並木度さんに恋している事を知っている人part2、取り敢えず四季君が幸せになれば良いと思っているモンペ1
花魁坂京夜
四季君の良き相談相手part2、四季君が純粋すぎて青春だなぁと毎回思っている。学生時代からの相談相手、四季君と会えば暫く糖分は要らない、モンペ2
えーっと…まず並木度さん推しの方大変申し訳ございませんでしたｯ
反省はしてます、後悔は全くしてません…
こういうのが見たかったんですよ…ギャグ寄りすぎるかおしきが見たかったけど、なかったから書いちゃったんです…本当にすみません
かおしきはもっと増えるべきだと思いますね…
いつかドSな並木度さんも書いてみたいな…と思います。
