人気ナンバーワンの花魁夜桜は
屈強な男達と夜を過ごす事が多い。「良い尻じゃ。」
「ん…。」獣のようなテクニック汚いヨダレ毎夜耐えながら相手にせねばならい屈辱。
朝になると獣男達を見送る。
クタクタになって帰ろうとすると白粉を塗った女姿の青年が来て「歌舞伎で女形をしてるんです勉強で此処に来たんです。」と夜桜に言った。
「へぇ役者さんかお入り。」
「ありがとうございます。」青年を招き入れる。
ほのかに柚子の香りが青年からしてきた。
「お前さん名前は。」
「柚助です。」カナリヤのような声で答える。
「柚助かぁ」普段から獣男達を相手にしてきた夜桜にとって美しい青年を相手にするのは新鮮だった。
「此京友禅ですよね綺麗だなぁ。」
「そうさお前さんお目が高いね。」
柚助照れながら頭をかく。
「花魁に褒めて貰えるなんて。」
「昼見世もあるからどうだい。」夜桜は調子乗って勧めた。
「遊女遊びした事ないけど勉強になるなら。」
昼見世の時間が来て二人は寝室に入った。
「背中まで美しいですね。」
「獣男達ばかり相手にしてたから何だか新鮮だよ。」
柚助が優しく抱きしめると夜桜は涙を流した。
「泣いても良いんですよ。」
「ありがとう柚助。」柚助の腕に持たれて目を閉じる。
2話へ続く
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