コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「兎に角!手前今夕方6時だぞ?」
だからどうしたんだ。
「その”だからなんだ”ッて顔やめやがれ」
無理だな。というか勝手に読み取らないでもらいたい。
「夕飯とか風呂とか寝床とか問題は山積みだろ。」
大丈夫。私立原くんに許可貰ったから‼
「ドヤ顔やめやがれ」
理不尽すぎるのだが???
「えだって立原さんに家泊めてもらう約束しましたもん。」
「ちゃっかりしてんな手前。」
「( ・´ー・`)どや」
「はあ、、、、、ってかいつ約束したんだんなこと、、、」
「え結構前ですよ。貴方にさっき向けられて震え上がった後お姫様抱っこで黒蜥蜴の所まで連れて行かれた直後です!!」
「一言どころじゃなくいらねえの混ざってるよな?」
「ご尤も!」
中也さんは私に怒ることを諦めたらしい。
「詰り今日は夕飯も寝床も風呂も大丈夫ってことだな?」
「勿論ですよ。」
だから何を心配してるんだ。
「さっき任務が入って黒蜥蜴は山梨に行った。」
は?
「日帰りは無理だな。6時だしな。」
え?
「詰り手前が料理が出来て立原の家を知っていて合鍵を持ってねえと無理だ。」
「無理ですごめんなさい泊まらしてくだせえ。」
「樋口に頼めよっ!」
「あれ?黒蜥蜴だから樋口さんは居ないはずじゃ、、、」
「あー、そうだな、言い直す樋口の妹に世話を頼みやがれ」
「え、中原幹部私のこと嫌いになったんですか!?」
「嫌いだよ元々な!」
「酷い!」
「何処がだ!」
「、、、、、何処だろう。」
今振り返ってみれば紳士的な、、、いや待て、殺気を向けてきてたじゃないか!
あ、でもそれも当たり前か。
それもそうか。
どうするべきだろうか。
当たり前的すぎてどうしよう。反論の余地なし。
「抑々!手前は、女だろ!?」
確かに?だからどうした???
「それって差別じゃ」
「区別な???」
「あ、それ言い訳」
「兎に角俺に頼むんじゃなくて女性に頼め!」
「え?女性の知り合いなんて銀ちゃんと樋口さんしかいませんけど?」
「、、、銀が女だっていつ知ったんだ?」
あ、それもそうか。ひと目見ただけで銀ちゃんの性別が判るわけがない。
「直感です。小柄ですし。髪長いし。切れ長の美人ですし。」
「そうかよ、ンでどうするんだ?」
どうしよう。
「やっぱ中也さん泊めて下さい」
「あのなあ、、、、人の話聴いてたか?」
「聴いてませんでした!」
「もう説明も心配もどうでも良くなった。いいぜ、泊めてやる。」
おお!紳士!
「只俺帰るの遅いからな?」
んん?先に私を家に置いておくとか云う配慮はなかった。
「あのな、手前料理できねえだろ。」
「え?」
なぜバレた
「右手に地図持って迷子になるやつの何処が信頼できると思ったんだ???」
確かに。
「それにな、手前、、、家事やったことねえだろ。」
掃除はしたこと或る!
「掃除はしたこと在りますよ!」
「おう、具体的に何をしたんだ?」
「メントスコーラ!」
「は?」
「メントスコーラを浴槽にぶっかけました!」
しゅわしゅわしてたから多分きれいになったと思うたぶんね。
「莫迦か手前???」
「他に何をやらかしたんだ?」
やらかしてなど居ない。失礼な。
「ほかに、、、、、ルンバのボタンを押したり?」
「家事じゃねえな?」
「えっと、洗濯物干したり?」
「、、、、どうやって干したんだ?」
え?疑われてます?これ。えてか信頼なさ過ぎるね私、、、、
「勿論!外に干しました!」
「タグは確認したか?」
タグ???
「なんですかそれ。」
「だめだったな。よし、手前には一切家事をさせねえ。絶対だ。」
「えー?」
「ッてことで俺が仕事終わるまで絶対に帰るなよ!?」
家の場所もわからないのに帰るわけ、、、
太宰さんに聞けば判る!?しかもピッキング可能!?
「嫌な予感しかしねえから矢っ張り執務室にいやがれ。」
「ひど。」
私の完璧なる計画は毎回潰されてゆく。
何故だ。