数十分後。
「ねえ、暇。」
「応、そうかよ。」
塩対応過ぎません?
あえて中也さんの後ろにまわり資料を覗き見るが動揺しない。
「暗号化されてるから手前判んねえだろ。」
「田中ァ!お前どんな内容?」
「異能力使うんじゃねぇよ」
「あてか異能力で会話すればいいじゃん。」
因みに資料は
〚お前に教えるわけねえだろ。〛
酷いね。
「ねね、中也の帽子の田中。」
なんか字面バグってる気がするな。まあ良いか。
「帽子とも話せるのか、、、なんて言ってるんだ?」
仕方ない。私が通訳してやろうではないかッ!
帽子【主と話せるのか、、、毎日手入れしてくれてありがとうと伝えてくれ。】
「えっと毎日丁寧に手入れありがとう、だって」
「そうか、、、」
華が咲いとる、、、、、
ふんわりとした雰囲気になった執務室。
少し微笑みを浮かべつつ書類に取り組む中也さん。
やっべえ需要しか無い。
外套〘おーい聞こえるか?〙
「うん聞こえてるよ?」
「幻聴か?」
ひどくね?
「違いますよ中也さんの外套が話しかけてきたんです。」
外套〘俺大切にされてるとは思うけどサイズあって無くね?〙
wwwwwwそれはwwwwww
「大切にしてくれてありがとうwとのwこ、wことですwww」
「何で笑ってんだ?」
「べwべつにwwwwww」
くっそ好きwwwwww
帽子【笑いすぎではないか?】
wwwwだって面白いんだもんww
会話相手を得るために帽子を奪い取りソファへ腰を下ろす。
ぽすん、と音がしてソファへ座った私を一瞥してから
「大人しくしてろよ」
と言い資料へ視線を戻した中也さん。
帽子【君の記憶を読ませてもらった。】
なんてこった。
帽子【話し相手にはなろう。】
ってか記憶を読むとは!?
帽子【内側に異能金属が含有されていてな。それのお陰か、それとも君との異能力の特異点なのか記憶が読み取れたんだ】
なあああああああああるほどおおおおおおお???
ストームブリンガーでも聴いたよそれッ!!
特殊な異能金属がくっついてる帽子!!!
まさかそんな機能或るとは思わなくてびびったじゃんん!!!!?
帽子【別世界から来た異端児の話相手は退屈しなさそうだからな。】
ほんとに読み取ってやがる、、、、、、
帽子【因みに考えること大体筒抜けだぞ?】
あれ?
帽子【多分俺だけじゃなく他の奴らも聞こえてるはずだ】
まじかよ、
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