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-退屈な日々を壊したい。
毎日毎日下界で考えていた。そんなつまらない日々を抜け出す為にこの地上にのぼってきた。
こっちの言葉だと下界って地獄?って言うんやろ?
今日も今日とて窓際で物思いにふける俺。
悪魔が月見て何やってんだよ。俺も地上に染まったなぁーと考える。
季節も寒い時期になり、窓際にいるも段々と肌寒く感じ、窓を閉めようとすると、
💙「……は?」
そこにはあり得ない光景が目に映る。
💛「…あ、バレた?」
白髪の白い翼を生やした男が隣の屋根に立っている。…天使か?
💙「何やっとんねん!」
天界にはマナーとかないんか?とイライラしながら注意をした。アホ天使はヘラヘラしながら窓際に近づいてきた。
💙「ばっ、馬鹿野郎!とりあえず中入れ」
周りに見られるとマズイのでアホ天使を中に引きずり込む。
💛「あーごめん。俺まだここ来たばかりでさ」
💙「タイミングみて帰れや。」
俺とコイツは相容れないので、早々にお帰り願おうと伝える。
💛「名前は?」
💙「…聞いてどうすんねん?」
💛「良い事あるかもよ〜?」
💙「いらんわっ!」
💛「ケチ〜」
真面目に答えるのが馬鹿みたいに感じ、ハァとため息を付く。
💙「…しろ。」
💛「は?」
💙「だから、しろ!!!」
…俺の名前言いたくないねん。悪魔やのにしろって…。下界でも相当馬鹿にされたわ。
だから…抜け出してきたんや。
💛「お前真逆やんww」
💙(…💢)
このアホはズケズケと人の気持ちを考えずに言ってくる。
💙「もうえぇやん!!」
…と伝えてハッとする。
💙「なんで真逆って…?」
💛「え?わかるよ!」
審美眼とか持ってんのかなーと黙々と考えていると、チョンチョンと俺に向かって指を指す。
💙「!!!」
このアホに気が緩んで俺の隠していた悪魔の尻尾が出ていた。
💛「俺はニキ!よろしくなっ!」
そう言うとコイツはニコニコと握手を求めて手を出してきた。
💙「は?よろしくしやんよ?俺ら真反対やん。」
パシッとその手を叩くと、叩かれた手をじっと見つめている。こいつ怖っ。
💛「ふーん。」
コイツがクスリと笑うと背中から寒気がする。
ん?コイツ天使だよな?
💛「君は〜、見た目で判断するんだ?」
そう言うと手を握られる。俺と違ってコイツの体温は冷たく更に怖さが増す。
💙「…何すんねっ!」
手を離そうとするが離れない。
💛「…お前は悪魔なのに温かいんだね?」
そう言って、俺の手を掴んで自分の頬に擦り付ける。
💙「…は?」
思わぬ行動に間抜けな声が出る。
その瞬間ニヤリと笑われ俺は引っ張られる。
💛「ダメだよー?人を見た目で判断しちゃあ〜」
💙「お…おまっ、」
美しかった白色の羽がどんどんと真逆の色に変わっていく。
💛「どーして俺はこうなったでしょ♪」
💙「は?堕天したんか?」
掴んでいた手はスルスルと腰に手を当てられ抱きしめられる。
💛「…君の為に俺は堕ちたんだよ♡」
耳元で囁かれる。俺は何が起きたか分からず頭が真っ白になる。
💛「ほらっ、責任とってよ。」
首元に手を回され近くのベッドにコイツは倒れ込んでいく。俺はニキの上にまたがる形になる。
その誘われる姿がなんとも美しく生唾を飲む。
俺は魅惑に落ちる。堕ちる。
一緒に堕ちる。
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偏食化の為💛💜ばかりだといけないかな〜と思い、 たまには違う方向にもいきたいなと思いました。
💛の新衣装を見て💙のvtuberの姿が悪魔っぽい尻尾があってお二人が対になっているのを感じ、書かせていただきました。
こだわりポイントがあって💙が💛の呼び方が
アホ天使→コイツ→ニキ
と魅惑にかかって名前が変化していく所です。
…はいっ!w
ここまで読んで頂きありがとうございました!
蓮見。