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シクフォニ様二次創作
※すちみこメイン
※自傷注意
6:15。騒がしいアラームを止めて、メッセージアプリを開く。今日もみこちゃんからの連絡は来ない。連絡は俺からの一方通行。
6:16【今度みんなで遊ぶ予定決めるし、今日一緒に帰らない?早いうちに予定決めたい!】
誤字がないかチェックし、送信を押した。
既読がつくのをただ待つ。
すち「!!」
みこちゃん
6:36【いいよ】
返事をするのがなんだか照れくさくて、顔文字のリアクションで感謝を伝える。
すち「今日は一緒に帰れる⋯!」
正直予定なんてどうでもいい。だがみこちゃんと帰るためのもっともらしい理由がこれしか思いつかない。
たまには向こうから誘ってほしいものだが、話しかけてくれる事など今までの人生、片手で足りてしまうほどの数だ。ありえない。
きっとみこちゃんは俺の事などただのクラスメイトとしか思っていないのだろう。
俺はずっと好きなのになぁ⋯
きっと、みこちゃんは俺のことなんて忘れたがっているはず。
俺が過去に傷つけてしまったから。
当然の報いだとはわかっているんだ。
わかっているんだ。
すち「でもさぁ⋯」
みこと(すちくん!)
すち「⋯」
みこと(キーホルダー?しかもお揃いやん!)
すち「⋯」
みこと(これからもよろしくね!)
すち「⋯」
みこと(大好きやで!)
すち「っ⋯」
もし時を遡れるのならば、あの時のように過ごすことができたのだろうか。
もし俺が病に侵されることがなければ、君を傷つけることもなかったのだろうか。
もし俺が君に本心を見せなければ、君が離れていくこともなかったのだろうか。
『もし』なんてない、そんなの只の自己満。
すち「そんなこと、俺が一番っ⋯」
分かってんだよ。
すち「ごめんね、みこちゃん。」