コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
警察官の朝は早い。無論、私たちもそうだ。
「おい!!!!!早く起きろ!!!何分遅刻してるんだこの莫迦!!!」
「やれやれ、、、、シグマ君は人の心地良い睡眠を邪魔して愉しい?」
「ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行くぞ!!!!皆お前の尻拭いで手を焼いてるんだぞ!!!!!」
「あ~私の布団が!!!!」
「ったく、、、」
彼は私のビジネスパートナー。
上からの命令で自由気まま過ぎる私の監視役を任されていて、仕事をする場合絶対に彼と一緒だ
いつも私にぷんすこしてるクセしてなんやかんや優しい良く分からない人間だ。
「お早う。良い夢見れたかい?ニコライ」
出勤したものの眠くて適当にシグマ君をあしらっていると、女性職員人気ぶっちぎりの№1。
茶色の癖っ毛と包帯が特徴的な同僚。太宰君が話し掛けて来て、
シグマ君の愚痴が止まった為パアアと明るい笑顔を彼に向ける
「うん!!お陰様でシグマ君がタンスの角に小指をぶつける夢を見れたよ!!ありがとう」
「はぁ?御前、今日晩飯抜きだからな」
「え~シグマ君の意地悪!!あ!じゃあね!!太宰君!!」
早朝から変わらない様子の私を見てため息を吐いたシグマ君に後襟を掴まれ引き摺られて行く
そんな私に太宰君は手を振り返した。
「おい糞太宰!!ニコライの奴、あんな様子で大丈夫なのか?」
寝起きから彼らに課されたのは、住宅街でナイフを振り回す狂人の処理。
中原中也が心配するのも無理は無い
「何を言っているんだい?中也。彼は______________だろう?」
「嗚呼、そういえばそうだな。もう、あれから三年か」
太宰治の言葉を聞いた中也は納得した様に仕事へと戻った
next→♡100