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#暁山瑞希
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何ヶ月ぶりの小説でしょう……
ぼろくそ下手になってます…
「ふ〜んほ〜んへ〜ん」程度に拝見願う!!!
no.1 高3類司
司が類に好きになって貰いたくて頑張る話 (1話)
no.2 卒アル類司
卒アルでめっちゃ楽しんでるワンツーの話
卒アル要素薄い&一応モブ視点
no.3 修学旅行ルツ
部屋違うのに結局ずっと一緒にいる話
三宅くん達が出てきます!
「…いや、でも………んん…」
布団でぶつぶつと呟くその姿は、スターだの団長だの言う姿とはかけ離れている。
考えれば考える程、分からなくなって、顔も赤くなって、気づけばもっと好きになってしまうもの。
それは…
「お前の好きな人は誰なんだぁっ……!!!」
時は遡り3日前。
寒さを感じるようになった季節。その一言は、いつものように屋上でご飯を食べているとき急に告げられた。
「司くん好きな人とかいないの?」
「は?」
「いやー、今回のショーが恋愛系だし、流れで…?」
「む……」
簡単に告げられたそれが、オレを悩まさせることも知らずに。
「いない、が…。そういう類はどうなんだ」
「僕はいるよ」
「…」
類はニヤニヤとはにかんで言った。
それで少しモヤっとしてしまったんだ。それが事の始まりだな。
もちろん、
類が司に向けたその瞳が恋に染まっていたことなんて、気づいていなかった。
その次の日から、類に会うたび少し緊張してしまった。
何故だろう、どうしても類の「好きな人」が気に入らない、なんてスターらしかぬ想いを抱いてしまう。
そして…これのせいだろうか。
類をどこか意識してしまってから、俺はおかしくなってしまったようだ。
ふとしたことで「格好良いな」なんて思ってしまった時には自分でも驚いた。
今までは当たり前のように一緒に帰ったり、寄り道をしていた事すら心臓がドキドキしてしまって。
類が委員会に出席して遅くなるという日に「迎えに行くからね」と言われたことも、勝手に浮かれて、嬉しくなって…その日の放課後はずっと頬を緩めて過ごしたんだっけ。
舞台で一緒に立ってくれる類も、演出を真面目に考えてる類も、ノートを持って笑顔で駆けてくる類も。自分が一番知ってると自負までして。
類に話しかけに行く女子を勝手にライバルだと思っては、類が結局はオレの方へ帰ってくる事を誇らしく思ったり。
家に帰っても、思い出すのは類のことばかり。
初めての感情ばかり。
(ああ、好きだな)
「…ん?
……??
は、はぁぁああ!!??!?」
「お兄ちゃんうるさいよ〜」
「すまんっ!!」
そうして高校3年生の冬、自分とはかけ離れてるとまで思っていた「恋」というものを自覚したのである。
・ ・ ・
「おはよう、司くん」
登校途中歩いていると、後ろから機嫌良さげな声が聞こえた。
すぐに類だと分かったが、振り返ったときの謎に類が嬉しそうな顔で笑っていて。
昨日自覚したばかりの好きな人に朝からそんな顔で声をかけられたら…。
にやけ無いように、と唇の端を甘噛する。
「お、っ、‥おはよう…!」
「ふふ、何だいその顔は」
「別に何ともないぞ!」
「ふーん…」
「お前もどういう顔なんだ」
「かわぃ………ん”、っふふ」
「うぉお、もたれかかって来るな!」
何を言い出すのかと思えばいきなり笑い始めた類を怪訝そうに見る。
…そ、それに、歩いてるときにこう、寄り掛かられたら‥
腕絡ませてるみたい…で…。
以前なら大丈夫だったはずの距離感。
…だが今は無理なんだ離れてくれ類!!(理不尽)
「いや〜同じクラスってやっぱ最高だと思うんだよね」
「‥‥」
…結局離れてくれなかった。
そのまま校門まで行くやつがあるか!!?
視線が恥ずかしすぎて死ぬかと思ったぞ。
、と伝えると「ポーズを決めるのはいいんだねぇ」と返された。むかつく。
教室に着くまでに、このだらけきっていた類をしゃんと立たせ、自立させる。
「寒いよ…よよよ…」
「う、うるさい!オレにくっつく前に厚着したらどうだ!」
「へぇ、じゃあ厚着したらくっついていいんだ。はい、言質取ったからね。僕の勝ち」
「……なんかもう…よかったな(?)」
午前授業がなんの問題もなく終わる。
号令の終わりと共に類がオレの方に来た。
「司くん屋上行こ?」
「あぁ、いいぞ」
…嬉しい…。
「今日はね、このロボットを作ってきたから見てほしくて」
「授業中に何してると思えば」
「暇だったからね」
「あのなぁ…、ふん、じゃあ今度教えてくれ」
「ふふ、自然に教えてもらおうとしてるけど、分からなかったんだね司くん」
「〜〜!!で、でも授業はちゃんと受けてるからなオレは!!」
「はいはーい、明日教えてあげるからねー」
「ぐぅ」
類がイチイチからかいながら、あまりに楽しそうに話しては笑うもんだから、今日は許してやった。
そ…れに、オレならいくらでもそのノリに付き合ってやれるんだからな…。
・ ・ ・
「そうだ、1つ部品が足りなくてね。今週末空いているかい?」
「ぁ、ああ!」
「…?無理はしなくていいんだよ」
「いや、カレンダーを思い出してただけだ!一緒に行こう!!」
「必死になってどうしたんだい」
「なんでもないなんでもない!!気にしなくていいから!!」
「……も〜、こそこそ何してるの〜」
「ふはっwww」
「ふふ、気づいた?」
「ああ、相変わらずえむの真似下手だな。オレのほうが似てる」
「わぁひっどい」
やっぱり類と話してると楽しい。オレがお前の好きな人ならば、こうやってずっと過ごせるのかもしれないのに。
…ん?待てよ。
その類が好きな人よりも、オレのことを類が好きになればいいのでは?
あまりにも自己中心的な考えで驚いたが、これは結構いい案なんじゃないか。
きっとお相手にはまだ伝えてないだろうし、乗っ取った訳でもないだろう?
…お、オレは天才か…??
そうと決まれば明日からだ!
覚悟しておけ神代類!!!
___「好きを届けて」
<短編> no.2
「フッ、類!…ぎゃるぴ…?、だ!!」
「いやぁーすごいね司くん可愛いよ!」
「そうだろうそうだろう!(?)」
「僕も司くんとお揃いしたいなぁ」
「教えてやる!(?)」
「何やってんだあいつら」
「卒アルでギャルピがしたいってさ」
「ほんと面白いな」
真面目にギャルピースを教える司とずっとニヤニヤしながら笑ってる類。
相変わらずの変人っぷりに、もはや安心さえしてしまうC組だって変人ばかりなのかもしれない。そのポーズを教えるために、わざわざ後ろに回ってくっつく必要あるか?なんて愚問。司が類に「ピースを裏返すんだ!」やら「指をこう、斜めにしろ!」とべったりしながらしている様すらもワンツーの日常距離なので放置されている。
「はい、司くん」
涼しい顔して神代がギャルピをする。雑誌に載ってそうなくらいサマになっていてむかつく。
「うぉぉ!いいぞ類!(?)」
そしてめっちゃニコニコな天馬。何でこいつらはこんなに楽しそうなの???
「あははっwっwwねぇ君今日どうしたんだいw」
「いや、……な?」
「うん何もわからない」
「っwふ、ふふふ…ww」
「訳がわからないよ…」
「ひーww徹夜したんだ!!」
なぜか爆笑しながら嬉しそうに徹夜報告をする天馬。凄いな、うちの学校の変人って。さすがワンツー”フィニッシュ”だよ。もう誰もその後ろに続けるやついねぇよ。
「ひえ…スー……ごめん司くんが司くんじゃなさすぎて僕が何徹したのか疑うよ」
「なんだ、ギャルピの不満を言うなら俺じゃなくて咲希に言ってくれ。まぁそんなことはさせないけどな!そして不満が言えないくらい俺が完璧に演じてみせる!」
「もう何言ってるかわからない…
あと普通にギャルピを演じるってなに…」
なんか天馬が壊れるとこんな感じなんだな。てっきり神代の方が変なやつだと思ってたけど、やっぱ”セット”ってところか…。ていうか、神代が天馬に振り回されているところが珍しい。
「んー、よし!類にやらせたことだし次は寧々とかにやらせたいな」
「んはは、もう切実に経緯が知りたいよ」
「まぁまぁそう気に病むでない…!
未来のスター!!オレと!一緒に撮れるんだ!!類の行く場所撮られる場所全てにオレが映りに行くからな!!一生アルバムを大事にするといい!」
「…え嬉しい司くん好き」
神代も変わったな、と卒アルを撮るようなこの時期に改めて思う。
きっと撮った写真を何年経っても見返すんだろうな。
その隣には天馬が、いるのかもしれない。
<短編> no.3
「はい、あがり‥!」
トランプが小さく音を立てて散らばる。
三宅が最後に司を残しゲームが終わった。
「な、なぜだー!!!」
「ふふ、とことん弱いね司くん」
「類…!お前毎回大富豪じゃないか!!ちょっとは慈悲を見せたらどうだ!?」
「自分で慈悲とか言っちゃうんだ」
類がくすくすと笑う。その余裕そうな姿にむむむ、と視線を送る。
元々は部屋も、いやクラスも違うのだが、理由あってお邪魔させてもらっている。
そして大富豪をして遊んでいたのだが‥
「じゃあ、天馬が罰ゲームでジュースを買ってくるのか」
「やっぱほんとに良いのかな‥?!」
「まぁまぁ、こういう時くらい緩く行こうぜ」
…そう、負けに負け続けた司は罰ゲームで全員分のジュースを買い出しに行かなければならなくなったのだ。
万が一先生と鉢合わせした場合、類を見張るためにお邪魔していた事もあり痛いお叱りが待っているのだろう。
「あはは、僕も行こ」
「な、類」
…何だこいつはもう何でも許されるのか?周りの3人も行ってらっしゃいと軽く促してるような…
「じゃ、行ってきまーす」
「待て類!ていうか何でお前のほうが積極的なんだ!!」
「はははっw」
「…結局これでは大富民と大貧民で買い出しじゃないか。」
「まぁ君が大貧民になっても僕が買い取って僕のものにしちゃうからいいよ」
「オレは現実では貧民なんかにならん!!!!あとさらっと手絡めるな」
「そうだよね僕と結婚するもんね貧民なんかにさせないよ」
「ごめん何も聞こえなかった」
「ちっ」
「あ!類お前舌打ちしたな?!あーもういい置いてく」
「やだぁ」
「う”う”う”もうやだ類面倒くさい…」
「こんなか弱い僕を置いてくのかい…?あぁ、君はそういう人だったんだね…!」
「その手何回目だバカ類」
「ん”」
「明らかな拗ねた顔やめんか。」
…ん?んん?182cmがか弱いアピールはずいぶんと舐められているのでは…?
「あ、司くん。先生見っけ」
「〜〜〜!!!(声にならない悲鳴)」
結局どこに行ったって構図は変わらないワンツーだったとさ。
コメント
5件
感想、読ませていただきました!どのお話もぎゅっと詰まってて、すごく素敵でした…! 特にno.1の類司、司くんが「あ、好きだ」って自覚する瞬間の描き方がもう…!屋上での何気ない会話から一気に日常の距離感が変わっていく感じが、すごくリアルで胸がきゅっとなりました。あと、卒アルの話でクラスメイトから見た二人の関係性が「セット」って言われてるのが、なんかもうお似合いすぎて笑っちゃいました。3作とも読後感がほわっと温かくて、すごく好きです🌷